3セット目が終わった頃には、予想通りのカラフル頭4人と他に根性で食らいついたと思われる3人がいた。
「お疲れ様でした。練習はここまでです」
忘れ物のないように、と声をかけたあとに基礎練3セットを生き残った7人に集合をかける。
「練習ほんとにお疲れ様でした。そんなお疲れのところ悪いんだけど、今からうちの2軍のレギュラーとゲームをしてもらいます」
「……まじで?」
青髪が一番最初にそんな声をあげた。まさか、コイツが怖じ気付くとは思わなかったけど。
「もちろんこれ以上動けないって言うなら拒否権も」
「やるに決まってんだろ!!」
ありますよ、と言おうとした私の言葉を遮ったのも青髪だった。………あぁ、さっきのは逆の意味か。
「2軍ったって帝光のだぜ!?こんなチャンス逃せるかよ!!」
「勿論俺達が勝ったら2軍レギュラーと入れ代わりだよね?」
「そこは実力次第かな」
「上等なのだよ」
「……………」
死にかけてる紫髪は別として、なかなか良いメンタルの持ち主達じゃん。中村、これは2軍レギュラーの座も危ういかもよ?
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