甘い言葉しりとり



「あなたは本当に格好いいです」
「素敵な夜に乾杯」
「今から会いたいです」
「素顔も綺麗だね」
「ね、ね…」

「なまえと花宮は何をやってるんだ」
「甘い言葉しりとりらしい」
「瀬戸はやらないのか?」
「俺はここで照れてるなまえを見る係」
「じゃあ、俺もそれをやろう」

「眠るまで側にいて欲しいです」
「素敵な一日をありがとう」
「う、う…嘘が上手な貴方が好きです」
「素肌に触れてみたいよ」
「よ!?よ…夜は長いのです」

「もうアレ甘い言葉でも何でもなくないか、なまえのは。というか、なんで敬語なんだ」
「す で終わらせたいんだと」
「ああ、花宮が困るからか」
「違うよ」
「じゃあ一体…あ」
「そう簡単な話じゃねーのよ」

「今のはナシだろ、甘くない」
「だって!」
「だってじゃねーよ、お前の負けだ」
「花宮が悪い」

「それってつまり、そういうことなのか、瀬戸」
「そうなんじゃない?」
「…そうか」

「はぁ?俺の何が悪いんだよ」
「素肌とか素敵とか難しい言葉ばっかり使うから」
「難しくないだろ別に」
「それよりもっと簡単な言葉あるでしょ」
「好きです」
「………」
「…いやなんだよ、違うのかよ」
「花宮のばぁか!」
「は?」

「…な?ここで見てんのも面白いだろ」
「そうだな。まあ…面白くないといえば、面白くないが」
「お前めんどくせーな古橋」
「…今更だろ」

「もう二度と遊んであげないんだから」
「遊ばれてんのお前だろ」
「うるさい!」


霧崎のみんなと甘い言葉しりとり(りり様)
20140223



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