目にゴミが



「あ?なまえ、何してんだ」
「ん?ザキ?」
「おう。つか目あんま擦んなよ、傷付いたら目悪くなるぞ、花宮みたいに」
「やだぁ」
「だぁから、擦んなって」
「ん〜…」
「…痛いのか?」
「痛い。まつげかも」
「見てやろうか?」
「うん…」
「手ぇはなせって、見れねー」
「う」
「あー、ざっくり刺さってるわけじゃねえけど、指で取んのはムズイな」
「痛い…」
「涙で流すしかねぇな」
「女の涙は安くないんだよ、ザキ」
「黙れ、転んで泣くくせに」
「だって悲しく無いのにそんなホイホイ泣けないし」
「じゃあ指突っ込んでいいのか?」
「やだ」
「お前なぁ…」
「あっ」
「なんだよ」
「目薬ある」
「よし、貸せ」
「うぃ」
「ちょっと上向け、屈むのツライ」
「んー」
「だぁぁもう、もうちょい上」
「顎もげる」
「もげねーよ、っつかむしろ顎がどうやってもげるんだ。…ホラ、まばたきしろ」
「うぁぁぁ」
「さっそく擦んな馬鹿!ったく…」



「ん?なまえと山崎じゃないか。何やってるんだ」
「あ、康次郎。今ザキが」
「おい山崎何をやってるんだ答えろ」
「は?古橋何キレてぶべらっ!!」
「ちょ、え、何してんの!?」
「ってーな、何すんだよ花宮ぁ!」
「…オイ、弘…オモテに出ろ」
「いやつーかもうココがオモテ…」
「地球の」
「死ねってか!!?」
「当たり前だ公衆の面前であんなことしてタダで済まされる筈が無いだろだから迅速に地球外で死ね馬鹿野郎」
「花宮が怖い」

※この後、花宮くんと古橋くんの誤解を解くまでに、山崎くんは三回殴られました。



目にゴミ入ったのをザキが見て というリク(ちひろ様)
ザキとのやり取りは楽しいです。
20140223



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