猛暑

「あーつーいー」
「なら離れなよ」
「や」
わがままをいいながら名前にまとわりつく青い英雄は、アイスを咥えてため息を吐く。もう夏も終わりそうだというのにこんな暑さではやっていられない。名前もパタパタとうちわで風をおこしてやり過ごそうとする。

「暑いね」
「あちぃ・・・」

教会に戻れば涼しいものの、今日はギルガメッシュが不機嫌だからそれもいやで。2人は大人しく衛宮邸にたむろするのだった。

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