テトラポットと曼珠沙華を書き終えて。

随分と偏屈な(実はそうなるといいなと思って書いてた)お話に付き合って頂きまして、まずはお詫びとお礼を。ありがとうございました、そして誠に申し訳ありません。
「あ、円堂さん相手に苦しんで苦しめる連載書きたいな〜」と思い立ったのに、まさか1話目(というかプロローグ)でお亡くなりになられるなんて。円堂さんより風丸のが実質的な出番が多くなるなんて。謎です。
ですが、個人的には凄く楽しんで書けたお話なので楽しんで頂けたなら幸いです。曼珠沙華と会話してる所とか凄く好きです。現実的なような、現実とはかけ離れているような…またこんな作品を書きたいです。出来れば次はもっと夢小説らしい夢小説で。

お相手は円堂さん!という所が出発点だったこのお話ですが、公式に円堂さんのお嫁さん居るのに不謹慎かなぁと思い一時変更しようかと迷いました。しかし円堂さんのように「明るくて」「たくさんの人に慕われていて」「ちょっと鈍感で」「眩しすぎるくらい真っ直ぐ」な人がうまく思いつかず…。また、オリジナルキャラクターの"彼女"も、誰か版権キャラを据えたかったのは山々なのですが、余りに扱いが酷いのと自殺未遂をさせなければならないので断念しました。愛故なのですが、変に捉えられてしまわれては悲しいですので。

一応断りを入れておきますが、最終話(エピローグ三部?)の時間では、円堂さんは夏未さんを心から愛しています。主人公へ向ける視線は全て「嘗て愛した人へ」又は「古い友人へ」向けるものでしかありません。元カノに近いかもしれませんね。
「無かった日々」の記憶は三者共々にあり、しかし3人共その話をしないので共通して理解している訳ではありません。半分夢だったのではと思うような、そんな感じです。

一応、テーマは「幸せ」です。どんなに望んだ形と違えども、それに行き着いたからには幸せだと笑っていれば、それが段々と自分の幸せへと変わっていく、というような意味合いの物語でした。なので"彼女"も、主人公も、あの形が最終的な幸せの形なので、あれはあれでハッピーエンドなのです。とりあえず。

それでは長くなりましたが、ここまでありがとうございました!

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