『僕に手伝える事って無い?』
「海斗に出来ることは、実質はないんだ…」
『でも!』
「魔力が…
……!?」
ユーノは信じられなかった。
海斗には魔力を感じなかった。
無かったと思っていた、はずなのに…今は…
《彼はワタシのマスターです》
電子音、声の高さからして女のよう。
それを聞いて二人、正しくは一人と一匹は理由は違えど驚く。
『…ええっ!?
何の音!?』
「デバイス!?
なんで、海斗がもってるんだ!」
『どういうこと!?
発生源は…』
《ワタシはここです》
『……嘘だろ』
それは、海斗が一番大切にしているもの…首にかかっているロケットペンダント、それだった。
魔法が使えないだから、無理だと思っていた。
でも、海斗が使えるなら…
海斗のやる気にも答えてあげるためにも。
「海斗がやる気なら…
僕に出来ることで教えるよ」
『ありがとう、ユーノ!』
「海斗のやる気に負けただけだよ」
『僕にもやれる可能性があるなら、大切な家族だから。
だから協力』
それは、海斗が一番大切にしているもの…首にかかっているロケットペンダント、それだった。
魔法が使えないだから、無理だと思っていた。
でも、海斗が使えるなら…
海斗のやる気にも答えてあげるためにも。
「海斗がやる気なら…
僕に出来ることで教えるよ」
『ありがとう、ユーノ!』
「海斗のやる気に負けただけだよ」
『僕にもやれる可能性があるなら、大切な家族だから。
だから協力したかったんだ』
「海斗…
それで、デバイスはどこで…」
今まで、そのロケットペンダントを持っていたのをユーノは知っていたからこそ、不思議に思う。
『分からない…
ずっと持ってたものだし』
《ワタシの名前はミスティルです
以後お見知りおきを》
『頼むな、ミスティル』
《私もです、マスター》
その後、気が抜けたのか海斗はすぐに深い眠りについた。