魔導の少女との出会い [ 6/9 ]
舞夏さん、はやて、私の三人で作った料理は、エイナに“おいしい”言わすことができ、はやては喜んでいた。
「もう、帰るのはやて?」
帰ろうとしているはやてにエイナが聞く。
「今日は、舞夏さん家でお泊まりなんや。
明日朝早くに、診察やさかい」
「そっか…
また、いつでも来ていいよ」
『あたりまえだよ、はやては私の親友だから』
「わかっとるよ。
またや、咲犂、エイナ!」
『また、今度はやて、舞夏さんも』
「はやて、今度ははやての家に遊びに行くよ。
わたし、どんな家か楽しみだから」
“バイバイ”とは言わない、会えなくなりそうだから…
いつも私たちは、“また”と言い合ってる。
それは、私とはやては“一人ぼっち”だったから…
もう一人ぼっちにはなりたくない…
[*prev] [next#]