魔導の少女との出会い [ 5/9 ]

−放課後−

「#1#、一緒に帰ろうっ!」

授業中は後ろの席のみいはによって、眠らないようにしてくれた。
休み時間は別だけど…

『いいよ、みいは』

「なのはちゃんたちは、塾だから久々に二人だよ!」

『そうなの…
 それじゃあ行こっ!』








歩きながら話ていた。

「咲犂、授業眠たそうだったから暇だったの!」

『ごめん、仕方なかったの。
 昨日の夜遅くてね』

「あ、じゃあまた明日!」

『うんまた明日』

みいはとのわかれ道のすぐ近くにあるのが私の家…なんだけど…

車止まってるってことは、舞夏さん達来てるってことだよね。

…って事は、エイナの事バレてる!

慌てて家まで走りだした。



『はやて!舞夏さん!』

「咲犂!どーゆ事か説明しいや!」

『はやて、これはね…』

「あはは…」

苦笑いをしながら私を見るエイナ。
助けてよ…

『ホームステイ…
 で来てるんだよ、はやて…』

「ほんまか?咲犂」

『うん…』

「そうなんだよ、はやて」

エイナ、ナイスフォロー!

「エイナまで言うなら信じるしかないな」

はやてまで、呼び捨てオーケーにしているの?

呆れて物も言えない…

「はやて、そこまでにしましょ」

そう言ってその話題を止めたのは舞夏さん。

「わかってるって、舞夏さん」

何とか、エイナの事をフォローできてよかった…

「咲犂、エイナも今日一緒に夕食食べへん?
 舞夏さんいいか?」


「そうね、エイナさんの歓迎会としてやりましょうか。
 二人とも大丈夫かしら」

私はエイナの方を見る。
怪我してるから、あんまり無茶さしたくないけど…

「ありがとうございます」

『私も協力します』

「よし!
 そんなら、舞夏さん、わたしらも協力するんや、エイナに…」

『おいしいって言わせる!
 でしょ』

「いいとこやったのに、咲犂とった」

『あはは…
 何でしょう?』

「逃げたらあかんで!」

……

そのあと、舞夏さんに怒られるまだ、私は車椅子で追いかけるはやてのスピードに合わせながらに逃げ続けた。

その時、エイナはずっとニコニコしていたらしい…
 
 

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