第78話

どんどん、がんがん、乱暴なノック音とチェーンロックしてるドアノブを回す音に目が覚めた。ふあ、と欠伸をして大きく伸びをしたはいいけど、カーテンの向こう側から差し込むはずの木漏れ日はおろか、薄明りすら見当たらない。まさかと思ってカーテンを開けば、ほんの少しだけかけてしまった満月が傾き始めている。手探りでつかんだポケギアを見れば、まだ夜中だ。誰だよ、こんな時間に。何度目か分からない欠伸を押し殺しながら布団からはい出したオレは、雑魚寝しているポケモンたちを起こさないように忍び足でドアへと向かう。がしがし寝癖をてぐしで直そうとしたけど、途中であきらめてロッカーから帽子を取り出して上から押し付ける。目をこすりながら突然の訪問客を覗いてみれば、ドアの向こうにも足音が聞こえるのか、今すぐ出て来いって目くばせしてる貴公子がいやがる。
舌うちしたオレは、チェーンロックを外してドアを開けた。

「ふざけんなよ、こんな時間に」

「ふざけてるのはお前だろう、ゴールド」

「はあ?何がだよ」

「あの女のせいで聞き出せなかったから来てやったんだよ。
 お前、5人目の幹部のこと知ってるだろ。もったいぶりやがって。さっさと話せ」

「えー、そんなことのためにわざわざ起こしやがったのかよ、お前」

「どこまでも人のことバカにしやがって」

「ちょっとたんまたんま、タンマってば。暴力反対」

舌うちしたブラックは、胸倉掴みそうになるくらい気が立ってるらしく、オレをものすごい形相で睨んでくる。なにイライラしてんだか、と頭を掻いたオレは、ため息をついた。相変わらずロケット団のことになると豹変するメンドクサイやつだ。煽ったオレが悪いんだけど。仕方ねえなあってつぶやきながら、元に戻りそうになる気が早いドアにもたれ掛かったオレは、そのまま腕を組んで肩をすくめた。

「一応確認するけどさ、幹部を名乗った5人目の爺さんってメガネかけてた?」

「ああ」

「M字禿げで薄紫に染めてた?」

「ああ、違いない。やっぱりお前、知ってるんだな。カロンとか名乗ってたがどういうつながりだ」

カロン?カロンってなんだよ、プルートじゃねえの?さすがにプルートは惑星つながりだからコードネームなのか?考えてみても仕方ない。やっぱりオレの予想した通り、サファリパークで極秘にポケモンを改造する研究をしていたのは、のちに銀河団でプルートと呼ばれることになる爺さんだったようだ。シルフカンパニーのロトムのフォルムチェンジができる部屋の机に、あの爺さんの怪しいレポートがあった時点でもしかしてって思ってたんだよなあ。ロケット団が乗っ取られた時にロケット団の味方して追い出されたのかと思ったら、こんな形で出てきやがるとは思わなかったぞ、この野郎。まさか、ロシアのポナヤツングスカ支店に飛ばしたことを恨んでた社員じゃないだろうな?さすがにそこまで言えないけどさ、会ったら聞いてみてえな!不自然に沈黙するオレにブラックは不審げだ。ちょっと待てよ、つじつま合わせに忙しいんだよ、オレは!

「シルフカンパニーでさ、見たことあんだよね。
 クリスが言ってたロトムっていうポケモンの研究資料とたくさんの怪しい機械。
 電気タイプなんだと思うぜ?その機械の動力源に使われててさ、なんかの研究中だった。
まさかロケット団に寝返ってる奴がいるなんて、あの時は知らなかったんだよ」 

嘘は言ってないはずだ。実際に見たとは一言もいってないし。たしかにみたよ?ゲーム越しにさ、ゲーム画面越しにさ、何度も何度もロトムのフォルムチェンジをするたびにな!ブラックは何を思ったのか、なんか黙り込んでしまう。なんだよ、その目。

「だから、お前、そんなに詳しかったのか。ロケット団のこと」

「は?」

「シルフカンパニーに家族がいたからか」

「なんでそうなるんだよ」

「シルフカンパニーの研究施設なんてトップシークレットだ。
そんな所にまで潜り込めるなんて、よっぽど重役だったんだな。
家族に会いに来た時にでも迷ったのか」

なんでか知らないけど、勝手に自己完結し始めた。何こいつ、怖い。

「なんでそんなこと思うんだよ」

「オレもそうだったからな。ジムリーダーの息子じゃなけりゃ、自由に出入りできなかった」

「あー、そうかい」

多分、それがこいつのロケット団入団のきっかけなんだろうなあって、なんとなくオレは思った。








青空に映える白い船体にまっすぐ走る真っ赤なライン。確認できる階層は丸い窓の列を数えれば、3つとわかる。入道雲に吸い込まれてしまいそうなほど真っ白な船が、タンバシティからアサギシティに向かう観光客を乗せていく。でっけえ、と興奮気味につぶやいたのはオレだけじゃないようで、わいわいがやがやフェリーを前にした人たちのカメラのフラッシュがまぶしい。記念撮影してる人もフェリーを撮影しようとしてる人も、船乗りの兄ちゃんたちが早く乗り込むように促してるのが見えた。入場者を案内する足元の矢印を辿りながらようやくたどり着いた乗り場は、どこもかしこも人でごった返してら。さすがにこんなところでオーダイルを出すわけにはいかないので、相棒はモンスターボールで待機中だ。連絡船やフェリー、高速船、と用途に応じていろんな船が出港を待っている乗り場は、数日前に営業を再開したばかりだからまだまだ渋滞は緩和されそうにない。間違えて違うフェリーに乗らねえようにしないとな、シャレになんねえぞ、マジで。右手にしっかり握りしめてるチケットを穴があくまで眺めとおしたオレは、今いる乗り場の番号があってることを確認して船乗りの兄ちゃんたちのところへ向かった。設置されてる機械にチケットを通して、ゲートをくぐって反対側に出てきたチケットを受け取る。あーよかった、金属探知機にも引っかからなかったみたいだ、よかったぜ、マジで。はあ、とため息をついたオレは、いてもたってもいられなくなって、一気にフェリーの入り口を駆け上がった。



カント―地区とジョウト地方を繋ぐ高速連絡船は、週に2回しかなかったけど、さすがに庶民の足ともいうべき交通機関はちゃんと毎日営業してて何よりだ。物資を運ぶ連絡船は週に何度かっていう制約はつくみたいだけど、乗ることもないだろうからどうでもいいや。
タンバシティとアサギシティを繋ぐフェリーの通常ダイヤは、深夜1時から5時の便、朝の6時から10時の便、昼の14時から夕方の18時の便、そして夜の20時から24時の4つの便しか出ていない。乗り遅れでもしたら次の便までは4時間待ちだ。わりとシャレにならないぜ、子供料金とは言え片道900円取られちまうんだから。それだけタンバシティとアサギシティは離れているってことだろう、なんせポケモンの波乗りで半日かかっちまうんだからな。いきはよいよい、かえりはこわい、じゃなくてよかったぜ。秘伝技の空を飛ぶを入手したとはいっても、オレが秘伝要員に捕まえたのはモーモー牧場辺りで捕まえたピジョンだ。ちょっとした距離なら大丈夫そうだけど、長距離を任せるのはちょっと不安が残る。せめてオニドリルくらいの大きさがほしいなあ。野生のピジョットが出てくるまで我慢だな、こりゃ。そんなことを思いながら、生まれて初めてフェリーに乗り込んだオレは、すっげー!と声を上げるしかなかった。丸い窓からは波に揺られる海が見える。意外と広いぞ、廊下なのに。真っ白な船内は滑り止め防止の真っ赤な敷物があって、ずっと先まで続いている。なんせ船乗りの兄ちゃんたちが観光客の人たちとポケモンバトルするくらいには余裕がある広さだ。デッキブラシを抱えた水兵スタイルの兄ちゃんたちが歩いてる。毎日こうやってそうじしてんだろうなあ、ご苦労様です。こんにちはーってあいさつしたオレに、船乗りの兄ちゃんがにいって笑って返してくれる。

「ちょうどいいや、ちょっと相手してくれよ。こっちは掃除で退屈してたところなんだ」

「えー、いいのかよ、サボっちゃって」

「いいんだよ。お客さんの対戦相手も立派な仕事だからな!」

あっはっはって豪快に笑った兄ちゃんは、デッキブラシを壁にかけて、バケツに雑巾を放り込むと隅っこに足蹴した。もうモンスターボールを構えてる。さすがは海の男、気が早い上に気が短いなあ。どうやらオレのモンスターボールに気付いたらしい。これは参加しない手は無いよな!オレは今か今かと待っている暴れるボールに手をかけた。ボールが宙を舞う。

「じゃあ、さっそく始めようぜ。ようこそ、フェリーへ!フェリー名物ポケモンバトルだ。
 楽しんで行ってくれよ」

「へっへーん、アサギシティに挑戦する前の力試しだ。オイラ、負けないもんね!」

「お、言ったな?期待してるぜ、兄ちゃんよ。こい、キングラー!」

こい、と船乗りの兄ちゃんが繰り出したのは、1万馬力を誇る上に、鋼鉄の硬さをもつ巨大なハサミを辛うじて持ち上げてるキングラーだった。明らかにバランスがわるいせいか、よたよたよたよたしてるのはきっと気のせいじゃない。なんという宝の持ち腐れ。船乗りの兄ちゃんが頑張れってエールを送り、それにこたえるように大きなはさみを振り回すはいいけど、すぐに疲れて降りおりしてしまってる。戦うとき以外はものすごく邪魔そうだ。なるほど、だから微妙な素早さなわけね。ただし一撃はものすごく重そうだ。

「頼むぜ、ガント!」

威勢よく返事をしたはいいものの、目の前にいるポケモンが相性最悪な水タイプと知って、一瞬硬直したゴローニャがオレを見る。おいおい、いわ・じめんタイプかよ、と船乗りの兄ちゃんが笑った。キングラーも余裕な態度だ。まあまあ、オレに任せとけよ。つーか船の中だと格闘タイプや水タイプが多くてどのみちレベル上げしずらいんだよ、諦めろ。さあて、どうしよっかなあ、と考えながらボールを見る。思いっきり経験値を分配する布陣なわけだけど、このまま交代するのは向こうにバレバレなわけで。船乗りの兄ちゃんとのアイコンタクト数秒、オレはボールを持ちかえる手を止めた。殺す気か、ご主人とゴローニャの視線が突き刺さる。

「キングラー、ハサミギロチンだ!」

交代して登場する二番手を瞬殺するために繰り出されたはずのキングラーの巨大なハサミが空を切る。繰り出された一撃必殺が宙を舞う。あ、と判断ミスを悟った水兵の兄ちゃんの顔がゆがんだ。残念でしたー、とオレはにんまり笑ってやる。ゴローニャに直撃したハサミだったが、頑丈なゴローニャにはもちろん無効だ。身体をぐりぐりとハサミで削られることにイライラし始めたゴローニャは唸る。ゴローニャが恨めし気にオレを見る。まあまあそう言うなって。頑張れファイト!いい加減な応援をしてやれば、はあとため息が聞こえた気がした。変なところで真面目だなあ、お前は。何考えてんだよ、こんなときに。

「頼むぜ、ゴローニャ!地震だ!」

超至近距離からの攻撃がキングラーを襲った。震源から0センチはさすがにきついに違いない。きっとマグニチュードだったとしても絶対に10が出るだろう。豪快に繰り出された局地的なしっぺ返しにキングラーはひっくり返る。巨大なハサミを支えきれなくなったキングラーによって投げ出されたハサミがめきょっと床をへこませた。どんだけ重いんだよ、あんだけ揺らされたのにハサミが動かずに本体が動くとか。がががっていう痛そうな鈍い音が響いて、どうやらキングラーは自分の腕を支えきれず、変なところで手をひねってしまったらしく、イタイイタイとわめく鳴き声が響いた。うわー、痛そう。ふん、と鼻を鳴らしたゴローニャは意匠返しだとつんのめる。レベル差は偉大だなあ、と改めて思いながら、オレはゴローニャを戻した。船乗りの兄ちゃんはキングラーをボールに戻すと、やられちまったなあって肩をすくめた。

「なあなあ、大丈夫かよキングラー。めっちゃ痛がってたけど」

「心配いらねえよ、いつものことだ。こんなことなら、素直に波乗りしとくんだったぜ」

船乗りの兄ちゃんは笑って賞金をくれた。残念でした、4倍ダメージ持ちなのに半減の木の実持たせないほどオレはケチじゃないよ。どのみち勝ってたぜ、なんて思いながら先を進むことにする。突き当りにはちょっとした広場があって、売店や喫煙所なんかはここにあるみたいだ。下の階層には車やバイクが積み込んであるらしいけど、さすがにオレは関係ないからいかない。ただ今より出向いたしますって船内アナウンスが響いた。えーっと、人はいないから2階の客室に行くか。

「おおおおお、すっげー、綺麗な部屋!」

2階のフロアは全体が洋室タイプの一般客室になっている。ふわふわの絨毯が敷き詰められていて、リクライニングシートとソファー、チェアが規則正しく並んでいた。対面式で、観光客の団体さんがいろいろ食べ物を持ち込んでおしゃべりに興じていたり、奥の方ではポケモンバトルが行われていた。どうやら全部の座席にポケギアとかの充電用に電源コンセントがついているみたいで、コードが色んな所から伸びている。観葉植物もあってなかな快適な空間だ。4時間何して過ごそうかなあって考えながらあたりを見渡してみる。うーん、いねえな、クリスのやつ。往復切符を買ったから、片道切符を買いに行ったオレと別れて先に行ってるって言ってたんだけど、影も形もない。どこにいるんだろう?それとなく見回ってみたけど、それらしい影は無い。オレは3階に行くことにした。

「3階は和室かあ」

階段を上り切った先の扉の向こうには、学校の玄関みたいに壁伝いに下駄箱がたくさん並んでいて、所狭しといろんな靴が入ってるボックスがあるのはちょっと懐かしい光景だ。分かりやすいように一番隅っこの列の一番下にランニングシューズを押し込んだオレは、鍵を閉めてポケットに放り込む。靴下のまま引き戸を開ければ、何十畳という大広間が広がっていた。足を延ばしてリラックスできるようにと、渋い色をしたクッションが隅の方に山積みになっている。2階と比べるとお年寄りの人が多いかもしれない。きょろきょろあたりを見渡してみたけど、やっぱりクリスはいない。どこにいるんだよ、あいつ。オレは仕方なくポケギアを鳴らした。

「もしもし、クリス?今どこにいるんだよ」

「あ、ゴールド?ごめん、ごめん、今ね女性専用ルームにいるの!
 シャワールームとか、化粧ルームを回ってたら遅くなっちゃった!」

「じょ、じょせいせんよう?列車じゃあるまいし、そんなんあんの?」

「女の子の一人旅はあぶないもの、なにかあったら危ないじゃない?
 とってもかわいいオリーブとお花のデザインシートにね、
 ハートの葉っぱがあるらしくて、それを見つけたら幸せになれるんだって!
 見つけたらすぐ行くから、ちょっと待ってて!」

「じゃあ、オイラ、3階の和室にいるからなー」

「うん、わかったわ!じゃあね!」

「おう」

いくらなんでも男女差別になってないか、なんだよこの待遇の違い。個室は深夜便にしかないのに。わかったわかった、好きにしろよっていいながら、オレはポケギアを切った。女の子の買い物と一緒で下手に口をはさむといろいろめんどくさいことになりそうなのは明白だ。こんなことなら購買でなにか買っとけばよかったなあ、なんて思いながら、オレは和室を進んだ。山積みになっている山吹色の座布団を引っ掴んで、人があんまりいない窓際を選んで畳に座った。渦巻島が見えないこっちの方角は、ただひたすら海が広がっていて、なんにも面白いものがないからあんまりお客はいない。うつらうつらしてる大人とか、ゲームに夢中の子供たちとか、わりとまばらですいている。はあ、と一息ついたオレはポケギアを鳴らした。ただ今、朝の7時だ。まだジムの営業時間じゃないはず。多分、灯台でアカリちゃんの看病でもしてるかな?


「もしもし、ミカンちゃん?久しぶり!オイラだよ、ゴールド」

「え、あ、ほ、ほんとにゴールドさんですか?!お久しぶりですね!お元気でしたか?
 シジマさんからお話は聞きました。大変だったみたいですね」

「ホントに大変だったよ。とんだ大冒険になっちまった。あはは。
 あ、そーだ。そーいや、アカリちゃんはもう大丈夫そうなのか?」

「アカリちゃんですか?ちょっと待ってくださいね」

「うん?」

ちょっとした沈黙の後で、受話器の向こう側から元気なデンリュウの鳴き声が響き渡った。たぶん灯台全体を明るく照らすくらいの返事だったのだろう、アサギのほうで何かが光ったって反対側の観光客が騒いでる。朝もやの霧の中でアカリちゃんの光は健在みたいだ。さすがは元祖灯台の光。受話器の向こう側で、急に光った灯台にみんなが驚いちゃうでしょうとアカリちゃんを叱るミカンちゃんの声が聞こえてきて、オレは笑った。

「アサギでなんか光ったってみんなびっくりしてるってー、ミカンちゃん」

「あああ、ごめんなさい。もー、アカリちゃんたら。
 ってことは、もしかしてゴールドさん、今フェリーに乗ってるんですか?」

「うん、6時発のやつ。10時ごろにはアサギシティにつくんじゃねーかな。
 なあなあ、ミカンちゃん。ジムの方はいつ再開すんの?オイラ早く戦いたいんだけどさ!」

「ゴールドさんたら、ホントにバトルが大好きなんですね。
 わかりました。でも、ごめんなさい。アサギジムはお休みしてからずいぶんたつから、
整備に時間がかかってしまうんです。ジムの中でバトルするのはちょっと難しいかも」

「ジムじゃなくてもいいんだ?」

「ええ、ゴールドさんにはお世話になりましたもの。
13時にでもアサギの灯台に来てもらえませんか?
 ブラックさんと私のバトルをゴールドさんが審判と実況してくれた場所、覚えてます?」

「ああ、あの広場?」

「はい。あそこを臨時のジムにします。これからちょっと手続きをしてきますね。
 お会いできるのを楽しみにしてますね!それでは」

「おう!またな!」

13時かあ。ポケギアを見れば、ちょうど7時30分を回ったところだ。あと6時間くらいあることを考えれば、やることは一つしかないだろう。オレは立ち上がった。よし、フェリー中のトレーナーに声をかけまくって、少しでもレベルを上げてやろうじゃねえか!

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