思考を停止して生きる | ナノ



潜熱

嘘の私は目眩く
掬い上げても黒い色
風呂場に飛び散った血をどうしようか
思考を停止して生きる

馬鹿が泣いてるよ
どうして「いつかは」と言えるのだろう
疎んでほしい
冷たい指が頬に触っても
おまじないなんか無かった
その手に闇を隠して


烏の目
なんにもしないで待ってるから
正義はいったいどれでしょう
その日が来るまで、壊しちゃだめだよ

入浴剤に目をやられた前夜
知らないことばかりの今夜
散った粉みたいな後の祭り

馬鹿を思い知らされた
馴れ合う心を殺して
隠しておいた逃げ口も
僕らは感動を抑え込んで

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