いつか見分けがつかなくなる | ナノ
俺の飯に虫が止まる
大袈裟な卑下だけ上手くなった
傷つけては縺れる足で立ち上がり
高まる気持ちをぶつけてみたい
ヒールが鼓膜に刺さる
何も要らない
いつか見分けがつかなくなる
常識の一問目でつまずく
本当のことなんて口にしたことはないよ
くしゃくしゃに握った私の夢
それを仇と知りながら
私がここで燻っていること、誰も知らない
もう見なくていい
こんなつまらない夜もいつかは切ない思い出になって私を苦しめる
夜明けの御託
また私を揺るがす声
ぜんぶぜんぶ、あなたをだますために
人を嫌う安堵感
もうなんにもかばいたくない