「マサキくん!お久しぶりです!」
「おーナマエはんやんか!どないしたん?」

「仕事でジョウトに行ってきたので、お土産です!」
「ジョウト?わい実家コガネやのにわざわざ土産まで買うてきてくれたんか!」

「せっかくですし、わたしの大好きな名産品を買ってきたんですよ」
「ほかーそらすまへんなぁ。ナマエはんの好きなもんやったら期待できるさかい、なんやろな?」


「じゃーん!モーモーミルクです!」
「おー!モーモーミル……って……うそやん」

「あそこの牧場のミルクは他のものと比べて格別に濃いので美味しいんですよ!」



「…あー…なんちゅーか…折角やし…ありがたいんやけど、な…その……わい、ちょっとミルクはな……」


「ええ、知ってますよ?」
「え」


「なら、なんでわざわざこれ買うたん?」
「マサキくんがミルク苦手だって聞いてたので、ミルメークも買ってきてます!これならマサキくんも飲めるでしょう?温かいのが飲みたい時のために、ココアも買ってきたんです」


「…ナマエはん……!」

「私も一緒に飲みたくて、たくさん買ってきちゃいました。今から用意しますね」


「ぐすん、ナマエはんほんまに好きやー」
「え?え?マサキくん、どうしたんですか?わ、わたしも好きですよ?」




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