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待ちに待った、テスト返却日。

私も返ってきましたよテスト!!

史上初、私の高校のテストでは絶対取れないしありえない点数を取れていた。


「ま…マジですかコレ。」

「ああ。よくこんな点数取れたな。」


私のテストの回答欄には大量の丸。
そして…

「名前すげえ!!!100点だってよ!!!」

「あ、ありえない…。」


モブ男子、わざわざありがとう。←


そう、私はほぼ全ての教科のテストの点数が100点で、自分が一番驚いてる。

だって中間テストとか定期考査でひゃ、100点なんて、一回でも取ったことある!?


今すぐにでも拓人きゅんや蘭丸ちゃんと分かち合いたいよ。

だってどうせあの二人(特に拓人きゅん)は100点とか90点台だろうし。


あと、天馬や狩屋の点数も気になる!!


早く部活始まらないかなぁと、呑気に考えて何度もテストを眺めた。







「じゃーん!!どうだ天馬!!私は完璧に教える立場になったぜっ!!!」

誇らしく掲げる100点満点のテストに、天馬は激しくショックを受けた。

っていうか君、私が高校生ってこと忘れてたでしょ絶対。


「拓人きゅんや春奈ちゃん、円堂監督の許可も得たし、みんなでテスト直しという名の補習やるぞコラァ!!!」


「ほ、補習うぅ!?」


補習で反応する車田先輩。
ああ、あなたアウトだったのね…。


「1年生は葵ちゃんと剣城、2年生は拓人きゅんと蘭丸ちゃ…霧野先輩、3年生は三国先輩でいいかな?」

蘭丸ちゃん言いかけたのを本人は見逃す訳もなく、睨まれました…。
わ、悪気はないよ!?


「あれ?名前は?」

と信助に聞かれ、自信満々に言ってやった。

「私は天才だから、全学年のテスト解説ができるのだよ!!ナハハハハ!!!」

「天才は自分のこと天才って言わねぇよ。」

「なんだとゴラァ!!!」


狩屋に言われ、思わず喧嘩腰になるけど天馬に止められる。

あの猫被りがぁ…!!!



「じゃ、補習を始めようか。」


拓人きゅんが言い、補習が始まった。






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