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雷門中登校2日目の朝です、おはようございます。

えー私は今キャラバンで寝ております。
というのも。







「名前、今日は俺の部屋で寝なよ。いろいろあっただろうし、ね?」

と、天馬に言われたのは私がここに来てすぐのこと。

「僕とワンダバのことは気にしないで。僕達も天馬に厄介になるしね。」

…とご親切にお誘いをもらったけど。


「…いや、私はキャラバンで寝泊まりするよ。だってほら…一応女の子だし。」

「えーそんなこと気にしないって。まあちょっと狭いけどさ、大丈夫だよ!!」

天馬…
君は私が明日から学校行くことを忘れていないか?
自分で言っちゃったけど、仮にも女の子なんだよ私。

新しい制服着る=着替え=一緒の部屋で仲良くお着替え

っていう夢のような嬉し恥ずかしフラグじゃんかよ!!

さすがに女捨ててる私でも恥じらうし、天馬やフェイくんを襲い兼ねない。
え?さっきと矛盾してるって?
き、気にしないで!!!←


「とりあえず、本当は私はいるはずのない人間だからさ、キャラバンで寝泊まりするよ。」

また誘いの言葉が出る前に荷物を持って外に出る。


…とまあそんな感じで今着替えて木枯らし荘にいます。

生でしかも毎日24歳秋ちゃんを見られるとかもう…泣くよ!?

最初会った瞬間に泣きそうなったし。

それにしても、秋ちゃんのごはんはガチうま!!!
めっちゃうまいんですけど!!!

と感動に浸っていると、天馬とフェイくんが一緒に来た。


「あ、天馬にフェイくん。おはよー。」

「名前、秋姉おはよう!!」

「おはよう名前。」


朝の挨拶を済ませて、朝ごはんを食べる。

普段と大体同じ行動なのに、特別に感じるのは気のせいじゃないだろう。



朝から幸せだーっ!!!
秋ちゃんカワイイし、天馬や狩屋、信助葵と登校して学校だなんて…!!

ニヤニヤが止まらない私は自分のクラスの教室に行って席に着く。


「なあ、明日テストだよな?」

「やべ、何もやってねぇ!!」




…え?テ、テスト?


「ね、ねぇ。あの…明日ってテストなの…?」

クラスのモブ(←)に話し掛けて聞いてみた。


「うん、明日は中間テストだよ。」









…う、嘘だろ!?






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