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「アハハハハハ!!!!ら、蘭丸『ちゃん』だって!!!!アハハハハハ!!!!」

「…。」


蘭丸ちゃ…霧野先輩は爆笑する狩屋を殴る。

当 た り 前 だ


「す、すみませんいつものクセ…じゃなくて!!!」

また口が滑ったよチクショー!!!
どんだけ私馬鹿なの!?死ぬの!?

「おい、名前。」

「は、はいぃ!?」

「俺が女扱いされるのが嫌なの…知っててその呼び名で呼んでるな…?」

「すみませんほんとすみませんもう二度と言いません!!!!!」

ペコペコ謝るけど…
霧野先輩の視線が冷たいしこ、怖い…
gkbrってこういうことか

怯える私を助けるかのように霧野先輩の怒りを和らげる発言が聞こえる。

「ふふ…蘭丸ちゃんなんて、小学校以来だな。」

「拓人きゅん…。」

「き、きゅん…?」

う、うおお奇跡が起きたぞ!!

まさかの小学校は蘭丸ちゃんって言われてましたフラグですねキターッ!!!

「昔は昔だ!!今はそんな風に呼ばれるのは嫌なんだよ!!」

「それくらい、どうってことないだろ?何回もそれで呼ばれて、もう慣れているしな。」

「うー…でも…。」

ナイスフォロー、拓人きゅん!!
霧野先輩の怒りのボルテージは見事に下がり、私を見て微笑んだ。


「わかったよ、神童がそこまで言うなら諦めるよ。名前もあんまりそれで呼ぶなよ?」

「…!!はい!!」


微笑んだ蘭丸ちゃんは天使みたいで、今すぐ抱き着きたくなったけど、ただでさえ変態疑惑あるのにこれ以上悪い印象を与える訳にはいかない。


「名前って…なんか面白い奴だな。」

「たしかに…。」

今の私の行動を全て見ていた人達は私を面白い奴だと認識してくれた。


よ、よかった…のか?






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