ジャーファルの男の顔

シンドバッド「朝はパンが食べたい」

ジャーファル「ワガママ言わないで下さい、シン」

ピスティ「ジャーファルさーん、なんでパスタなの?」

ヤムライハ「エナさんが朝食担当じゃないからよ」

マスルール「エナさんはいつもパン作ってくれる」

ピスティ「そんな!1週間交代じゃないの?」

シャルルカン「そうだけど、今日は朝食の席についてるぜ。ここ」

今週は朝食の当番を任されていて、朝食の席にいない筈のエナは、シャルルカンの隣に座っていた。

エナ「だーはぁ、だーはぁ」

ジャーファル「あ、こらエナ。いい加減起きなさい、よだれがたれてますよ」

エナ「よだれくらい自分でふけるよー」

ジャーファル「じゃあ最初からたらさないで下さい。ダラシない」

エナ「そうそう、ジャーファルにふいてもらうの待ってたんだ」

ジャーファル「貴女という人は本当に…」

ピスティ「あれ?具合悪そうだけどいるじゃん」

マスルール「エナさんのパンが食べたいです」

ヤムライハ「エナさん、当番サボり?」

エナ「なんか、体じゅう痛くて…」

ヒナホホ「お前、まさか…」

エナ「昨日、完投したからかな」

ドラコーン「エナ殿はピッチャーとして野球試合に出てたのか」

エナ「そう、夜中のしあーい」

ヒナホホ「で?!何回まで行ったんだ?」

エナ「5回、コールドだよ」

ヒナホホ「元気だなぁ!」

シャルルカン「高校野球じゃねえか」

スパルトス「ジャーファル殿と?」

ジャーファル「は!?私?何の話してるんですか?」

エナ「そうだよー」

ドラコーン「というより、エナはピッチャーよりキャッチャーの方ではないか」

ヒナホホ「そう言われりゃそうだなぁ!」

ピスティ「何よ何の話ー?」

スパルトス「エナ殿とジャーファル殿の夜の話です」

ヤムライハ「えー、破廉恥な話?」

ジャーファル「うるさーーーーい!何を話してると思ったらそういう事ですか!エナも、ペラペラと喋らない!」


エナ「にへへ、ジャーファルかっこよかったよ」

ジャーファル「……っ、ああああ」

ピスティ「ジャーファルさん?大丈夫?」

シンドバッド「お前ら楽しそうじゃねえか!今度俺も入れろよ!」

ジャーファル「し、シン、今は来ないで下さい!!!」



ジャーファル「あああああ」

ヒナホホ「どうしたジャーファル!昨夜のエナを思い出して○ったのか!?」

ドラコーン「いや。恐らく、怒るべきなのにエナを見て怒れなかったのだろう」

シンドバッド「今日はエナのパンが食べれなかった、まあいい。酒で補うぞ!」

ジャーファル「馬鹿なんですかアンタ!!」

ヤムライハ「ジャーファルさん!エナが二度寝しました!」

ピスティ「ベッドまで運んでくださーい!」

ヒナホホ「見届けに行こう」

ドラコーン「ここは私が」

スパルトス「破廉恥です」

マスルール「ジャーファルさんの男の顔」

シャルルカン「マスルール、お前興味あるのかよ!」



ジャーファル「エナのお馬鹿!貴女は昨日、2回で意識失ったでしょう!」

エナ「えーそうだっけ?」

ジャーファル「いい加減!口を慎まないと、本当に5回やりますよ!」

エナ「んふふっ本望だよ」

ジャーファル「黙りなさい」

28.3.23
彼女のゆるゆるな口に気苦労が絶えないジャーファルさん
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