結婚式
ピスティ「エナさん、とっても似合ってるよ!」
ヤムライハ「綺麗…」
エナ「2人ともありがとう!後ろは任せるね」
ヤムライハ「エナさんがそう言うと戦ってるみたい」
エナ「職業病かな…、ベールはお願いね」
ジャーファル「エナ、」
エナ「あ、ジャーファル」
ピスティ「ジャーファルさんもキメてるねえ」
ジャーファル「〜っ、綺麗ですよ」
エナ「ジャーファルもいつも通りカッコ良いよ」
ジャーファル「そこはいつも通りじゃないと言って欲しいですよ」
エナ「いつもカッコ良いから仕方ないね」
スパルトス「新郎新婦、準備は良いですか?司会のシャルルカンが煩いんです」
エナ「司会はシャルルカンなの?面白いね」
スパルトス「そうですよ、ジャーファル殿とエナさんが小規模でと仰ったから、王宮内の物しか居ません。
さあ、こちらへどうぞ」
ジャーファル「エナ、手を」
エナ「はい」
*
ジャーファル「はあ、疲れた」
エナ「結婚しても、部屋は変わらないね」
ジャーファル「元から2人でここに住んでますからね」
エナ「ジャーファル、おいで」
ジャーファル「はい」
2人は抱き合ってソファに倒れこむ。
ジャーファル「エナ、愛してる」
エナ「私もだよ、あ、」
ジャーファル「どうかしました?」
エナ「シンバがね、旅行に行ってこいだって」
ジャーファル「良いですね新婚旅行。でも仕事はどうしましょう」
エナ「シンバが、お前らの愛の為なら真面目にやるって、アルコも協力してくれるって!」
ジャーファル「アルコもですか、それは助かります。じゃあ、行きましょう」
エナ「何処に行こうか?」
ジャーファル「パルテビアに帰りませんか」
エナ「パルテビア、いいね」
ジャーファル「そうです」
エナ「懐かしいね、なんだか私達らしい」
*
そうしてジャーファルとエナは、パルテビア王国へ帰って来たのだった。
全てが始まった地へと。
28.4.1
この話は、このまま過去編へと続きます。
ここまで目を通して頂き、ありがとうございました!