結婚式


ピスティ「エナさん、とっても似合ってるよ!」

ヤムライハ「綺麗…」

エナ「2人ともありがとう!後ろは任せるね」

ヤムライハ「エナさんがそう言うと戦ってるみたい」

エナ「職業病かな…、ベールはお願いね」

ジャーファル「エナ、」

エナ「あ、ジャーファル」

ピスティ「ジャーファルさんもキメてるねえ」

ジャーファル「〜っ、綺麗ですよ」

エナ「ジャーファルもいつも通りカッコ良いよ」

ジャーファル「そこはいつも通りじゃないと言って欲しいですよ」

エナ「いつもカッコ良いから仕方ないね」

スパルトス「新郎新婦、準備は良いですか?司会のシャルルカンが煩いんです」

エナ「司会はシャルルカンなの?面白いね」



スパルトス「そうですよ、ジャーファル殿とエナさんが小規模でと仰ったから、王宮内の物しか居ません。
さあ、こちらへどうぞ」

ジャーファル「エナ、手を」

エナ「はい」



ジャーファル「はあ、疲れた」

エナ「結婚しても、部屋は変わらないね」

ジャーファル「元から2人でここに住んでますからね」

エナ「ジャーファル、おいで」

ジャーファル「はい」

2人は抱き合ってソファに倒れこむ。

ジャーファル「エナ、愛してる」

エナ「私もだよ、あ、」

ジャーファル「どうかしました?」

エナ「シンバがね、旅行に行ってこいだって」

ジャーファル「良いですね新婚旅行。でも仕事はどうしましょう」

エナ「シンバが、お前らの愛の為なら真面目にやるって、アルコも協力してくれるって!」

ジャーファル「アルコもですか、それは助かります。じゃあ、行きましょう」

エナ「何処に行こうか?」

ジャーファル「パルテビアに帰りませんか」

エナ「パルテビア、いいね」

ジャーファル「そうです」

エナ「懐かしいね、なんだか私達らしい」



そうしてジャーファルとエナは、パルテビア王国へ帰って来たのだった。

全てが始まった地へと。


28.4.1
この話は、このまま過去編へと続きます。
ここまで目を通して頂き、ありがとうございました!
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