あの後あたし頑張りました。








市丸が行ってしまった後、六番隊に行こうと思ったんだけどなんか迷っちゃって気付いたら七番隊に着いてしまった。
そこで紙見ながらなんとか狛村さんと射場さんに挨拶して(なんか七番隊は「THE 男」って感じ)なんか案外隊長副隊長っていい人もいるのかもとかちょっとやる気が出てきた。








その勢いで八番隊に行って、また紙見ながら京楽セクハラ呑んだくれじじぃと七緒副隊長に挨拶した(京楽さんは挨拶した直後に「可愛いなぁまったく、娘にしちゃいたいよ」とか言って抱き着いてきた。一発いれようとしたらその前に七緒副隊長が本で京楽さんの頭ぶん殴ってたからもうなんていうか七緒副隊長やばい惚れるってなもんで)
七緒副隊長には挨拶できて良かったんだけど、京楽さんに挨拶したことによってかなりやる気が減少した。








やべぇめんどくさくなってきた帰りたい帰りたい帰りたいとか思いながら歩いてたらいつのまにか九番隊に着いてた。しょうがないから東仙さんに挨拶して(なんか東仙さんいい人、くるんだったら三番隊じゃなくて九番隊きたかった)副隊長の檜佐木修兵は今外へ出ていて多分もうすぐ戻ってくるからここで待つといいよと言われた。東仙さんともうちょい話してたかったしまた挨拶しにくるのが面倒だったのでお言葉に甘えて待つことにした。
「隊長戻りましたー」って声がして、「彼が檜佐木修兵だよ」って東仙さんがあたしの後ろを指して言うからきっと東仙さんみたいに平和主義で素敵な人なんだろうなーなんて思いながら振り返った。ら、予想とは裏腹に見た目的にちょっと、うん、絡みたくないやってな感じの卑猥入れ墨二の腕露出狂がいた。
なんか見た目恐いしもうやる気なくなったから挨拶とか適当でいいやーってなんなら鼻糞ほじりながらな勢いで一応挨拶してみたら意外といいやつだった。でもなんか話してるうちにん?こいつもしかしてヘタレ?って気付いちゃったもんだからもうこいつタメ口でいいやーついでにあだ名はヘタレで、ってなった。で「おいヘタレ」って呼んだら怒られたけどやっぱりヘタレだから怖くなかった。







なんだかんだでいい感じだった九番隊に別れを告げて十番隊に向かったんだけどまた迷った。
激しく帰りたい、切に、とか思いながらどこなのかよくわからない屋根の上で足ぶらぶらさせながら座ってたら「おい、お前そこで何してんだ」と話し掛けられた。下を見ると見覚えのあるツルッパゲが木刀片手に仁王立ちしていた。



「あれ、パゲじゃんなんでここにいんの」
「それは俺が聞いてんだろうが。ちなみにここ十一番隊の道場なんだから俺はいて当たりめぇだよ。しかもハゲじゃねぇって何回言わせるつもりだテメー!」



久しぶりに会ったけど変わってないなーとなんだか感動。きっと最近周りの環境とかあたしの気持ちとかが目まぐるしく変わったからだと思う。
てかここ十一番隊だったんだ。へー



……あ、そういえば



「ねぇ一角、」
「んーだよ」
「あたしあんたと同じ三席になっちゃったんだけど」
「……は?」



信じられないといったようにポカンとする彼、残念だけどこれが現実らしいよ。



「…冗談だろ?」
「ホント、その挨拶まわりで来たんだから」



迷ってたまたまついたんだけどね、と付け足すと彼は何とも言えない顔をしていた。



「お前が三席かよ、」
「うんしかも三番隊のね」
「は!?お前あんだけ十二番隊にこだわってたのに」



うんそれ市丸に言ってやって、あたしもそう思ってるんだから、と今までの経緯を話すと憐れむ様な目で見てきた。止めて、虚しくなるから、



「まぁそういうことなら来いよ、隊長達に紹介してやっから」


そう言う一角に連れられて剣八とやちるちゃんに挨拶した(なんか十一番隊ってフレンドリーだなぁ。てかやちるちゃん可愛い、萌える)
弓親には「名前が僕より強いなんて信じらんない!戦え!」って言われたけど、ダルいから「はいはい君のが強いよ」ってテキトーに断った。なにその余裕なかんじムカつく!とかなんとか弓親が言ってたけど無視して十二番隊へ行くことにした。
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