ギャオォォォォォ
「 う る さ い ! 」
始解もせずに虚を倒す。三席だしなんかすごい強い大虚くらいを任されるのかと思ってたけど、なんてことなかった。この程度なら断らずにもっと前から現世に来とけばよかったなぁ。
「はぁ、」
それよりさっきからこっちを見てるオレンジ髪の少年が気になる。いやいやまさか、見えてないはず。ただ空でも見てるだけだろ。うん、そうだそうだ。
……のわりには目がずっと追ってきてる。見えてますねこれね。チッ、めんどくさー記憶なんちゃら持ってきてねぇよ。
「おい、…!」
案の定話し掛けられたから瞬歩で移動。それから現世にさようなら。
「あんれー黒崎サンじゃないッスか。キョロキョロしてなんか探しもので?」
「いや、死神がいたからよ」
「…死神?」
「あぁ、女の。強かった」
「………この霊圧」
「ん? なんか言ったか?」
「…いや、何でもないッス」
「ふーん。あ、それよりルキア知らねぇ?」
「さぁ、知らないッスね」
「そっか、じゃあな浦原さん」
「さよなら黒崎サン」
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そろそろ原作に沿おうか悩んでみる。