「しーんーじぃー」

「なんやガキ」



ぎゃいぎゃいうるさいコイツ、名前は最近入ってきた新入りってやつで。なんやひよ里やハッチ、それから拳西羅武に可愛がられとる。白とはテンション高い同士で気ィおうてるみたいやし、ローズやリサに限っては狙うとるん丸わかりや。まぁつまりは人気もん。



「ガキじゃないし!出るとこ出てるもんっ」
「なんの話や」



そりゃ名前はまぁなんや、かわエエ顔しとる。けど俺はこないな精神年齢5歳児と仲ようするつもりはない。コイツん近くいると危なっかしくて見てられんねん、



「ねーねー遊ぼうよ真子ィ」
「そうゆーとこがガキいうとんねん、白と遊んだらエエやろ」
「ケチ!あ、リサ発見!いいもんリサに遊んでもらうからっ!」
「な、そりゃあかん!リサはダメや」
「なんでよ意味わかんないし!リサー!」



リサに駆け寄って抱き着く名前。ちょぉ待たんかいほれリサがにやにやしとるから



「聞いてよリサぁ」
「んー?なんや名前いつ見てもかわエエな」
「真子が遊んでくれない!」
「ほな真子なんてほっといてウチと遊ぼうな」



うっわリサのあの勝ち誇った顔ムカつくわぁー、ん?どこ行くんやあの二人、あっちはリサの部屋じゃ・・・



「って待たんかいゴラァ!」
「なんやの真子、邪魔せんといて」
「お前遊びと称して名前にあんなことやこんなことするつもりやろ」
「関係ないやろ」
「娘を危険に曝せるかどあほ、行くで名前遊んだるから」
「わわっ」



名前の手を引いてリサから離れる。アイツは危険や!名前が食われる!



「ねー真子?」
「なんや」
「真子はあたしのパパなの?」



・・・は?



「だってさっき娘って言ってた」



あーあれか、リサに言ったことを名前は聞いてたらしい



「まぁ保護者みたいなもんやろ」



危険(リサとかリサとかリサとか)から守ってやれんの俺くらいやしな、



「えー」
「なんや、不満か」
「だってさー」








「親子だと結婚できないね」


「・・・そら嫌やな」







人気者な彼女


つまりは俺も彼女に夢中なのです

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