「早食い王に 俺はなる!」





「あ、それうまそ。もーらい」





「ちょっと丸井先輩とんないで下さいよ俺の昼飯!」





「んーだよケチくせぇな」





「ううぅー」





「早食い王に」
「ほれ、俺のやるから元気だしんしゃい」





「うわぁーさっすが仁王先輩!」





「なんだその口ぶり、どっかの誰かさんとはちげぇってか?」





「へへっ」





「早食い、あの、早食い王に」
「あ、そういや今度幸村くんがみんなで昼食おうって」





「おーええの」





「……ねぇねぇ」
「えー嫌っスよ俺。この前副部長に買い弁ばっかでたるんどるって言われたばっかっスもん」





「ちょ、聞いてェェエ!?」





「「「あ、名前(先輩)じゃん」」」





「え、なにそのいたの?みたいな口ぶり。無視とかって最も残酷なイジメって知ってた?」





「え、あれ俺等に言ってたの?」





「あんたら以外誰がいんだよ!」





「例の独り言かと思ったナリ」





「例のってどの!?」





「ちょ、先輩うるせ」





「てめぇマジ目んなかマスタードいれてマックに提供すんぞコラ」





「「「なにそれ怖!」」」





「もーあたしをイジメて楽しいわけ?もっとお願いします!」





「「「なにそのドM発言怖!」」」





「ネタじゃボケ」





「つーかお前某少年誌で連載中の某海賊漫画の某ゴムゴム主人公っぽくなんか言いたかっただけだろ」





「う、」





「ん?あ、先輩、早く食わねぇと時間ないっスよ」





「大変じゃ!ほれ、早食い王さっさと食べんか」





ぐい





「うぶっ(無理矢理口に詰め込むか普通!?)」





「ふっ、その苦しそうな顔そそるぜよ」





「うわぁーどーすんだよコレ変なスイッチ入っちゃったよコレ。お前ちゃんと責任とれよなドM」





「ぐぐぐ(ドMじゃねぇよ死ね!)」





「仁王先輩、ドM早食い王名前先輩がもっとって言ってますよ!」





「くうっ(言ってねェェェエ!!)」










三馬鹿ドSトリオ





(ははっ、ざまぁないっスね名前先輩)

(赤也くーん、充血しちまってるぞー)

(そういうお前さんもニヤけとるよ)

(マジこいつらなんとかして)



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