家宝 | ナノ
ちっちゃい貞子
海豹の海月さんから。
異色の氷帝生徒サイエンティストとおっさんでコラボ書いていただきました!
「香奈ちゃんは可愛い。けど皆して理系バカで人としておかしい、とか言う。確かに理系に特化し過ぎてる気はするけど、それでもあの子可愛いよ。特に胸の辺り」
「…お前の目とセクハラ発言どっちに突っ込もうか悩むから喋るな」
「?目は〜普通だよ〜、赤くもないし〜。弱点が見える訳でもないし〜」
ちょっとだけ色素が少ない気がするけどね〜、と少し首を傾げながら言う姿も可愛くてつい頭を撫でてしまう。けど香奈ちゃんは何で撫でられてるか、そもそもこの行動の意味も把握してないんだろう。
「な〜に〜?」
「香奈ちゃん可愛いなぁ、って思ってさ」
「ん〜?皮〜?」
おかしな発音に笑いを零せば横から景吾くんの深いため息。この子はこれで良いんだよ。確かに寝なかったり食べなかったりするけど、そんなの景吾くん達がさせてあげたら良い。どうかこの子自身はこのままで
撫でてた手に力を込めて香奈ちゃんの頭を抱え込む。
「このままで充分可愛い」
香奈ちゃんを抱きしめてるのに珍しく景吾くんに殴られなかった。
「…ふ、お前でも存外母性が「こうやってるとポインってしてフニフニすんの。しかも本人スルー。…しあわ」
幸せ、のせ、まで言えず俺は香奈ちゃんから引きはがされて景吾くんに殴られて説教までされた。
蜘蛛の糸が切れたカンダダはこんな気分なんだろうな…。
聞かれたら説教の時間が長くなるであろうことは容易に予想できるからため息は心の中で吐くことにした。あ、
「なあ、景吾くん」
「何だ?くだらない事なら「小さい胸には小さい胸の良さがある」
「…何で今その発音に繋がる」
「え?小さい子への配慮が無かったから怒られてんじゃないの?」
「誰がんな話してるかぁぁぁ!!」
説教の時間が延びたのは言うまでもない。
要はFカップの乳(笑)という話でした。有難う御座います!
- 1 -
[*前] | [次#]
ページ:
メイン
トップへ