ハロウィン企画 | ナノ
無謀な遊び



「全員見てるとおもしろいなぁ」
「そうだな、…少し賭けをしないか?」
「ええよ、なにするん」

ここは「大将」の部屋、いるのは長髪黒髪とドレスを纏う二人

「ポーカーはどうや」
「ええね」
「うちらも混ざるで」
「楽しい事にまぜてくれないかしら」
「浅野、リャオ」

黒髪の男…刻矢が台に立つ。

「じゃあ、俺がカードを配るな」
「よろしゅう」

美しいドレスを纏う白の合図でゲームは始まる

「私はこの二枚を変えるわ」
白は刻矢の前に二枚出す

「じゃあウチはこの三枚」
浅野は三枚…

「……チェンジは?」
「無いわ」

リャオはチェンジしないらしい。もう役は出来てるのだろうか

白と浅野にカードが配られる

「見せてください」

一斉にカードを出す

「白はスリーカード、浅野はフラッシュ、リャオは………。」

刻矢は言葉を詰まらせる

「ロイヤルストレートフラッシュよ」
「さすがリャオ」
「ダブルアップ?」
「やるわ、」

出されたカードは8、難しい選択だ。

「ダウンよ」

次に出てきたのは7、…正解だ。

「次はアップ」

Q…

「アップよ」

A…

「アップ」
「なっ!Aは上から2番目なのよ、無謀だわ!」
「まあ、見なさい」

出てきたのはジョーカー

「当たり…」
「さすが女帝…」
「楽しかったわ、うちにも入れようかしら」
「ほなな〜」

リャオ達は帰って行った。ポーカーをしにきたのか、白達で遊んだのかそれは彼女しか知らない…。



「負けたわ…」
「あの二人は別格だ」
「そうだけど…」

そう言って白は美しい白いドレスを脱ぐ、女性特有の膨らみはない。

「マジックか…」

そう呟いた白の声は低い。

「見に行くか?」
「ああ、いくぞユウジ」

刻矢…ユウジは着替える白を見る

「先行くで…謙也」
「ああ、…次は男としてだ、待ってろ女帝…」

夕方から虚空の夜に………。

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