ハロウィン企画 | ナノ
夜遊びは学生もやる



「お前、新入りか」

リャオをエスコートしていた紅が真田の近くに座った

「ああ、そうだが…お前は?」
「リャオの側近さ、どうだここは?」
「…全員が仮面を被ってはいるがみな似たような人間だ」
「違いないな、年齢もほぼ同じだしな」

本当の年齢か、この外見から見た年齢か。どちらかは解らない。

「マスター、ブラットレッド」
「好きですねぇ」
「気にいってるんだ、ああ、新入りにも」
「いや、酒は…」

まだ、中身は15歳だ。酒は飲めない

「ノンアルコールだ安心しな」
「そうなのか?」
「てか、ここはリャオと浅野以外飲まないだろう?」
「そうですね、常連の皆さんは飲みません」

バーなのに飲まない、どう見ても、みつさんやきっちー、せんちゃんは成人しているおかしな話だ。

「負けちゃったよ〜マスター、ジンジャーね」
「わかりました」

そんなとき現れたのはレイブンだった。
レイブンが先程していた卓板にはリーチをしていたが四暗刻で終わっていた。

「あそこでスッタンは痛〜い、」
「悔しいですね」
「そうなんだ〜もうすぐでダブルだったんだ〜」

レイブンはなかなかの腕前らしい、

「では今度は私と、」
「やだよ、リーチした瞬間に清一色で叩き潰したくせに〜」
「おやおや、」

出されたジンジャーを泡立て不平不満を言う(そもそも炭酸だが)

「もう、俺様大将と話してくる!後で打つからな待ってろよ紅!」
「あー、はいはい」

レイブンは慌ただしく店の個室に入って行った
多分、あそこがレイブンの言う「大将」の部屋みたいだ

「レイブンとの関係は?」
「同じ上司を持つからな〜そこそこ仲いいんだ」
「そうか、一局いいか?」
「喜んで」

そして夜がふけていく

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