赤2人と理系 | ナノ
久しぶりの笑顔


「信濃博士、最近はどうですか?」
鈴がおびえながら香奈に話しかける。
「ん〜最近は〜波動球マシン製作や跡部君のインサイドの研究などをしてるよ〜」
「そ…そうなんですか」
「そう言えばブレスレットは〜?」
「ええ、最近は作ってもらった携帯を壊さないように出来ました」
「まずまずだね〜、もう少し電流を増やす〜?」
「そう…ですね、」
「…何の話?」
「彼女のブレスレットから電流を流して筋肉の動きの制限をしてるんです。あと彼女の携帯は信濃さんが作りました。」
「携帯も?」
「ええ、バキバキ折られたらかないませんもんね」
その言葉でその場に居た立海・立海メンバーに冷や汗が伝う。
「そ、その辺にしておけ、もうそろそろ宿舎で会議をしたい」
「あ、はいおz…手塚さん」
ぶっ!!!
誰かが吹いた音がしたが、まずはこの危険な3人を部屋に入れなければならないため無視された。

「さてと、じゃあまず部屋割りをどうするかは各自でいいとして、まずはそこの雌猫、挨拶しろ」
「へ…?あ、はい!」
跡部の強気な態度に押されたのか若干震えながら立ちあがる鈴。
「え、えと、浅野鈴です。そこにいる満ちゃんの父方の親戚で…ひ!」
あの恐ろしい満の親戚と解ったためか氷帝メンバーから一気に見られ驚いた鈴。
「あの、赤城さんの親戚…?」
「大丈夫です、父方なのでなにも解ってませんから」
そう言って氷帝を見る満、恐ろしいしか出てこない。
「ああああ、あとえええええととととと、」
「落ち着いてください先輩、」
「うううん、わかったたたた…え、とあとは先程の話で分かったと思いますが私にはで、きるだけ近づかないでください」
「先程?」
そう言った跡部に続き、首を傾ける氷帝と青い顔をする青学、
「跡部、さっき彼女の力で桃が吹っ飛んだんだよ」
「桃城が?」
ちなみに桃城はソファーで唸っていた。
「あと、驚かすとかもやめてくださ、いね、こ、怖いので」
「脅かすと死にますよ」
満が言った言葉で静かになる部屋、彼女が言ったのだ冗談ではない事がよくわかる
「で、では解散、各自でアップをした後にラリー予定だ。」
「よろしく〜俺、芥川慈郎、ジローでいいよ!」
「あ、はい、よろ、しくです」
自分より小さいジローには驚かなかったようだ。
「なんで君を驚かしてはいけないの〜?」
「あ、ぶないからです。私、怪力なので」
そういってうつむく鈴、
「なんで悲しむの〜?だってすごい事じゃん!それってすごいことだC〜!」
「ほ、んとうですか?」
「うん、俺も小さい頃憧れたC〜」
「そうなんですか、」
「うん、どれくらいできるの〜?」
「えっと、じゃあ、あの木を倒します!」
そう言って窓の外に立っている立派な巨木を指差した。
「マジマジ!みたいC〜!」
「じゃあ、見ててください!」
窓から飛び出し、木の前に立つ鈴。
「跡部、いくら危険でもむりだとおもうわあれは」
「俺もだ忍足、そうだな無理に5000円か?」
「それじゃあ、俺は出来るに一万!」
「宍戸…どうしてや?」
「だって嘘ついてるようには見えないからな、」
「まあ、な」
「行きますよ〜」
ズボ!!!

「すごいC〜!!!!」
「「「………………」」」
鈴は巨木を片手で持ちながらもう片方の手でジローに向って振っている。
「前言撤回、あの血筋は危険だ」
「そうやなぁ…」
「あ、てめ、5000円払えよ!」
「久しぶりに笑顔を見た、」
「そうなのか?」
「なかなか見れないから貴重よ?」
「ふーん…でも俺は満がいい」
「あら、ありがと」

久しぶりの笑顔
(てか、すごいね彼女)
(うむ……)
(ふーむ、彼女の筋肉質がきになるな…)

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