ゴジラの子供達 | ナノ
軽い運動



歩くなら大丈夫。みっちゃんは確かにこう言った。なのになんで今俺懐かしい現在進行形で怒られてんの?千葉まで歩いてきただけじゃん!

「飛んだり跳ねたりは論外だがな。千葉まで普通歩く妊婦はいない!」

…こりゃ自販機投げた事は言っちゃダメだ。
いや、うん。ちょっとガン付けてきた高校生見たらゴング鳴ってさ。殴られたらヤバいかなって避けて自販機投げました。
反省はしてる。後悔はしてない。ちょっとスッキリしたし?

「ダーツも飽きたし?知り合いのネトゲ攻略終了したし?今までに無いぐれぇ俺インドアでオッケー貰ったから歩いただけじゃん!みっちゃんがいいって言ったじゃん!」

「誰がいつ千葉まで歩いていいと言った!」

「言ってないっ!でも禁止もされてないっ!」

夜も出歩いてないし!昼間に五時間歩いて何がいけないんだよ!飛んだり跳ねたりはしてない!喧嘩するなとか言われてない。
大学でも女の子にキャーキャー言われて結婚式じゃ卒倒する部員とかいたけど!しっしーとかひよ子とかタマゴとか菊猫とか。つか基本青学全滅。けごたんはメンツに顔ひきつらせかけてた。
犯罪者と警視総監が同席する結婚式、楽しいじゃん。

「遼、減らず口を塞いでやろうか。」

「1、遊んでもおらんクセに熱いベーゼ。2、ダメ元で殴りかかる。3、かっちゃん呼ぶ。こんなとこやない?遼ホンマ体力化け物やからなぁ。」

「そりゃ中学で最強と呼ばれた華々しい過去を参照してもらうか。俺あの頃超お茶目さんだったし。」

「お茶目で済む事では無いだろう!自分で流産させる気か!?」

「セルフ流産って出来るんだな。」

この後もまた怒られた。俺のみっちゃんへの愛が通じないの!?って言ったからです。多分。

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