ゴジラの子供達 | ナノ
戦う妊婦
レイナが悪阻終わってスッキリして。結婚式やってあっという間に俺が妊婦。
戦う神父とか執事とか流行りだけど。俺にも付き合いがあるんだよみっちゃん！
｢常識やけど、飲酒喫煙激しい運動は禁止。｣
｢炭酸水(ビール)はいいよな？｣
｢良いわけが無いだろう！お前の炭酸水はビールだの発泡酒！つまりアルコールだ！｣
つまりね。俺に夜遊びすんなと言ってんだよみっちゃんは！！けごたん辺りに渡り付けて、レイナヤバくなったらけごたんの権力使わせまくる約束したのにこの仕打ち。
俺に死ねってか！？喧嘩改めナンパを叩きのめしてたけど。
｢俺にもさ、付き合いとか依頼まだあんだけど？｣
例えば。関東出身の犯罪者の余罪。ま、中学生止まりの情報だけど便利らしいんだ。んで飲みに行くのが通例なんだけど。
｢遼、それ飲みに行く宣言やん。｣
｢付き合いってアレ。オヤジ関係。経済勉強してっけど現場と教科書全部同じなんて信じちゃダメだ。変わるんだぜ？｣
それに隠してるウィスキーちびちび飲んで誤魔化すしか無さそう…。妊婦って辛いな。
｢…飲まないと約束出来るか？｣
あぅ。俺約束守る主義。みっちゃん、そんなとこ成長しなくていいから。身長伸ばしてくれれば良かったのに！
｢あ、そや。遼の部屋にカモフラしてあったウィスキーやら仕舞っとかんと飲むで？｣
｢…俺イジメ受けてんのかコレ。グレるぞ。｣
｢昔からグレていただろう。それに死語だ。｣
｢俺から命の水を奪ったら何を楽しみに生きればいいんだ…！コツコツ溜めてきたブランドの数々！勿体なくて飲めなかったロイヤルハウスホールド！｣
｢子供の為や。一年ぐらい我慢しとき。｣
畜生一年間が戦闘機並みの速さで駆け抜けてくれたらいいのに！そうして俺は禁酒生活が始まった…。
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