ゴジラの子供達 | ナノ
ウェディング!
あの騒動から一週間が経ち待ちに待った、結婚式!!
「よし、これで完了だ」
「遼、ありがとな」
「いやー、サナゲンいじめるネタになったし、子供達も喜んでいるしな」
「ママ綺麗〜」
「スゲー!!」
遼からのお下がりのウエディングドレス。
「まさか跡部グループの教会とは………。」
「いいんじゃね?無料だし」
「まあね」
最初は和装予定だったけれど、真田家の奥様達の意見で急遽教会にした。
「そろそろ時間です。」
「遼頼むで」
「おう」
天空達が出来たときに親とは離縁しまったので遼が父親役をしてくれる。
「ボク達も頑張る!」
「ママ頑張って!」
「頑張るからな」
天空達がウェールを持ってくれる。
ーーー幸せだ。
扉の前で呼ばれるのを待つ
「あー緊張するわ」
「レイナなら大丈夫だろ」
「あたり前や!!」
「ーーーそれでは花嫁の入場」
「行くぞ!」
「よっしゃ!!!」
バージンロードを歩きながら参加者をみる。
「遼、遼アレ…!?」
「般若と龍の子。ついでに変態。幹部勢揃いは圧巻だなぁ。」
「そういう問題とちゃうわボケ!警官の結婚式に極道やぞ?遼とはちゃうやろうが!」
「総理大臣代理来ないだけマシだろ。」
なにかと凄いメンバーである。
逆側にはテニス部達、もう長い間関わってきた。
「レイナ」
「あ……」
遼に言われ前を見るとバージンロードはもう終わりに近く、弦が立っていた。
「レイナを頼む、真田」
「分かっとる」
「汝、浅野蓮を妻とし永遠の愛を誓いますか?」
「誓います」
「汝、真田弦一郎を夫とし永遠の愛を誓いますか?」
「ここに私達の愛があります」
天空達を手招きする。
ウェールから手を離しこちらにやって来た。
「ママ…?」
「この子達と出会えたのは弦のおかげです。そして様々な友人達も……。そんな幸せをくれた弦に永遠の愛を……誓います」
「では誓いのキスを」
アイコンタクトで遼に子供達の目隠しを頼んだ。
「まだ早いぞ」
「み…見えない!」
「えー……」
リーンゴーン…
リーンゴーン…
「神は貴方達を夫婦と認めました。………おめでとうございます。」
「おめでとう!!!」
「おめでとうっス!!」
「みんなありがと!!」
「よぅ、ルーラーの相棒。大したもんじゃねぇが祝いだ。旦那に飽きたら紹介するぜ?」
「結婚式で花嫁を口説くなよ般若。人妻好きにも程があるだろ。」
「我々としてはルーラーの相棒を戦力にしたいのだがなぁ。ルーラーは相も変わらず従わぬ、その名に相応しい称号だ。」
「「断る!!!」」
「もったいない……おめでとう」
「レイナ」
「遼………。」
「おめでとう」
「ありがとう…。」
ウエディング!!!!
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