ゴジラの子供達 | ナノ
ちみっこテニス



「ママ、テニスしたい」

それはうちの子が3歳になって少したったある日のことだった。
子供が生まれて少したった後、籍を入れた。
相変わらず最強な遼と少しも変わってないみっちゃんの娘・由とは毎日会っている。


「雪桜なんでや?」
「だってパパが由のパパとテニスでガーてしてドカーンとしてたの」

とりあえず、子供特有の擬音系は解らないが、

「子供を連れてテニスしたんか?」
「行きたいと言ったのだ」
「なんでや、うちはテニスは嫌やと言ったやん!」
「しかし…」

旦那の弦には悪いがあのテニス部の様になって欲しくないん!


「ママ、雪桜ね、テニスしたい」
「僕もテニスしたい」

…………。

「一回だけやで」
「「わーい!!」」

子供のうるうるした目には勝てなかった。





「と、言う訳でうちの子にテニスを教えてあげて欲しいん」
「いいけど……、どうやって教えてやるんだ?」
「うーん…柳、良い案はある?」
「安全を考慮して、母親である蓮と弦一郎は別がよいだろう」

子供達の事を考慮して、雪桜は弦とプリレッドと柳になり、
天空は私と柳生と幸村と丸井とジャッカルにした。

「パパいや!ママが良い!」
「我が儘言っちゃあかんで雪桜」
「だって…」
「弦一郎とのほうがいいぞ?多分、プレイスタイルは同じだ」
「そうだから安心して
「蓮二おじちゃん…幸村お兄ちゃん…」

あ、柳皺寄った。
雪桜も天空も弦と同い年のメンバーはおじさんと呼ぶけど、幸村はお兄ちゃん……本能でわかったのか…?

「分かった、雪桜がんばる」
「うん、いい子」
「うん!赤也兄ちゃんテニス教えてー」

そう言って離れた雪桜、納得はしたみたい。
天空は…、

「だーかーらー、テニスはコロコロ…ポトッだろぃ」
「いや、テニスはドッ…パーンでしょう?」
「僕はリョーマ兄ちゃんのビュッパーンがいい!」

どれもわかんねぇよ。

「なにしてんの?」
「あ、ママ!あのね、僕ねリョーマ兄ちゃんのビュッパーンが良い!」
「………、柳生説明して」

わかんないから似たような事を言っていた柳生にまかした。

「多分、越前くんのツイストサーブかと」
「そんなのより、コロコロ…ポトッだろぃ」

丸井…あんた何歳だよ

「でも、パパを倒したリョーマ兄ちゃんの奴がもっと凄いんだ!」
「けどよ…」
「まあ丸井君、まずは基礎がないとできませんからね、練習しましょうか」
「うん…でもビュッ…パーンはやる!」
「おぅ!、コロコロ…ポトもだせぃ?」
「うん!」

だから、丸井いくつだよ。てか柳生何故解る。





その日の夕方に一回子供たちにラリーさせて見ようと言うことになった。

「いっくよー」
「うん!」

拙い所もあるがさすが元立海メンバー、ちゃんと基礎は出来ている。

「雪桜ね、これできるんだ天空よりスゴイんだ!」
「えー、僕も頑張ったもん、こっちのほうがスゴイ!」


「なんか…嫌な予感するっス…」
「ああ……」


「私のほうがスゴイの!!えぃ!パパの火!」

ドカーン……


雪桜が打ったのは確かに風林火山の火だった。

「弦ーーーーー!!!、雪桜に何教えてんの!!」
「教えてない!!なあ、蓮二!!」
「ああ、やってはいない…」
「じゃあ…なんで…」


「それなら僕も!えぃ!コロコロ!!」


コロコロ…ポト、


「丸井ぃぃぃぃぃ!!!」
「教えてない!!見せただけだよぃ!!」
「教えてないのに…なぜ…」


天才的な技と、父の技が出来る様になりました。



(私がスゴイの!!)
(僕!!)
((((あんまり代わらない…))))

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