ゴジラの子供達 | ナノ
もうすぐ



「ならぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
「うるせ」
「結婚してなくてしかもまだ成人してないだと!ならん!」
「ですが…」
「そんなに言うなら、お前は出てけ!その小娘もな!」

あのプロポーズから、二日後私たちは真田家に現状報告した。
会った時から、ジー様の顔が変だったがまさかこうなるとは…

「あなた」
「しかも、お前たち兄弟そろって同じ事をするとは…」
「あなた」
「まったく、兄弟そろってたるんどる!」
「いいかげんにしないと明日の晩御飯ないですよ、あなた」
「そ…それだけは…」
「第一、あなたも似たようなことだったじゃないですか」
「あ、あの、s」

なんか変なのを見ている気分だ。
あの爺様が押されている。

「大丈夫だからね」
「由里子さん…」

真田の母である由里子さんから聞くと、あの爺様も出来婚だったらしい。

「あほらし、」
「そうやなぁ…」
「わ…分かった!結婚を認めるから、実家に帰る事だけは!!!」
「よろしい、蓮ちゃん?困ったら子供連れて帰っていいのよ?」
「は…はい、わかりました。」

「おじさんが嫁さんを連れてきたってホント?」
「おう、チビ助」
「げっ兄ちゃん!」

「甥っ子だっけ?」
「ああ、兄上の子だ」
「おう、こんにちは」

頭上に声がして顔をあげてみると少し若い感じがある弦が立っていた。

「え〜と、お兄さん?」
「こんにちは、蓮ちゃんでよかったかな?」
「あ、はい」
「弦一郎の兄だ、結構大きいね、何カ月?」
「8ヵ月です」
「そっか、そっか、しかし弦一郎もかあ…意外と似てたな俺たち」
「そうですね、初めてですね」

「ぎゃああああああ」
「ほれ、たかいたかい」
「やめないか!」

「あれは?」
「友人の手塚遼とその旦那です」
「ほーあの子が…」
「あ、どうも遊んでます。」
「みてわかるよ」
「おとう「ちょっと!荷物もってくれないわけ!!」お母さん…」
「げっ…「車たのんでいて荷物持ってくれないの?…てその子?」」

蓮に気が付いたのか蓮に駆け寄ってくる。

「えっと、弦の嫁になる蓮といいます。よろしくですお姉さん?」
「よろしく!わぁ〜こんなかわいい子だなんて弦一郎くんも隅におけないわね」
「義姉さん…」
「俺もいいか?」



「「………」」
ガールズトークが盛り上がっているために暇になってしまった手塚と弦、その時

「ふい〜、荷物が多いな…お、弦と手塚くんどうした?」
「いや、その…」
「あー、ああなると無理だ」
「そうですね…」
「それじゃあ、飲みに行くか!」
「「死にたくないので行きません」」

現在妊娠の為に酒断ちしている彼女たちに殺されかけるのをよくわかっている

「そう言えば…手塚だったかな?」

やっと説教から逃れた真田祖父、
「はい、祖父がお世話になっています。」
「あやつとは次こそ勝つといっておけ」
「分かりました。」

ピンポーン・・・

「勝負だ真田ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「今来たようです」
「なんの勝つまでぇぇぇぇ!!!」


「「「うるさい!!!」」」
「わしの部屋にいくぞ」
「わかっとる、つめたいのお…」


「いつもすみません父さんが、」
「いえ、こちらこそ、どうです一杯?」
「いいですねぇ…こんど孫が生まれるので?」
「ええ、初孫ですよ、同い年みたいですよ」
「こちらは左助がいましてねぇ…」
「そうなんですか…」


ガールズトークに
将棋バトルに、
孫自慢

「けっこう面白いな」
「ああ、もうすぐ両方産まれるのだしな」
「さて、なんか出前頼むか」

もうすぐ、親バカ炸裂か?

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