ゴジラの子供達 | ナノ
物語の始まり



「着いたで!」

急いで空港に来た私達、弦に会えるのはうれしいけど…、まだ隠したかった。

「とりあえずは、捜すか、」
「俺と手塚が捜すからお前らは歩いて来い!いいな!」
「おー」

しかたないだろう、もう少しで入院する予定だし、二人も抱えてる。

「もう少しゆっくり歩くか?」
「いや、大丈夫や」

ゆっくりと歩いていくと懐かしい顔があった、お腹が蹴られた感覚がある、この子たちも、分かっているのだろうか。

「久しぶりやな」
「ああ、久しいな……」

沈黙が続く、電話ではあんなに話してたがいざ話す事ができん

「大きいな、」
「そうやな、二人もいるもんな」

そう言ったら二人とも驚いた顔をした。

「二人………?」
「まさか…」
「柳から聞いてへんかったか?、双子なん」
「いや、蓮が妊娠したって……」


柳絶対潰す!!!

「で、遼はそんな蓮に付き添い?」
「いや、俺もみっちゃんの子を妊娠してるから連れて来られた」
「え………?」
「お前はほっとくと無茶をするからな」
「ひでー」

「幸村、固まってるぞ」




「どうして隠してた、」
「大会もあったし……、」

そう言ってうちは黙った。
大会があって不安にしたくなかったのと、もう一つは…

「絶対、産みたいんや……」

そう言ったあと、弦は、

「たわけ」
「なっ…!!!」

心臓が止まるかと思った。

「そんな事、誰が言った」
「え………?」
「心配かけてすまんかった」
「お………おどろいたんやで!!」
「すまん、」
「アホーーーー!!!」
「ああ、俺は阿呆だな」

そう言って、弦は、






「結婚してくれないか?」
「順番逆や!!」



そして、私の答えはYesだった


さあ、物語が正しくはじまる。


わあああ!!!!

(な、なんで!!)
(お前らここ、空港のど真ん中……)

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