ゴジラの子供達 | ナノ
愛してるからこそ



「浅野、どうだ?」
「かなり蹴ってるで」

お腹を触るとポコッというのがあった。

「元気だな、」
「二人もいるんだもん大変」

弦一郎がアメリカの大会で活躍している時に彼女は頑張っている。
本人は真実を知らないが。

「どうしたん?柳?」
「いや、なんでもないが」
「そうか?、あ、今日な跡部ん家いくん」
「そうか、あそこならば下手な病院よりいいだろう」
「そうやな…」

不安そうな顔、まあ仕方ないだろう。

「大丈夫だ、お前は生きる最強と共に伝説を作ったんだ」
「そうやな、遼も暇死しそうだけどそんなことでヘコタレへん!」
「ああ、でも無理はするなよ?」
「平気や!」

そう言って彼女は笑顔で跡部家に向かった。

「………………」

電話をかける、相手は………あいつだ。


「もしもし、弦一郎、俺だ」


愛してるからこそ


(愛しているからこそ幸せになってほしい)
(君の笑顔こそが一番の幸せだから)
(たとえ、君との約束を破っても)

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