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ゴジラ上陸in氷帝
秋桜様リクエスト
ゴジラ上陸in氷帝
壊滅的に青学の制服が似合わない。そんな話を氷帝の名物教師、榊との優雅なティータイムでぼやいた香奈なのだが。
数日後、香奈サイズの氷帝女子標準服が送られてきた。
「…セーラー服が似合わねえからって、ブレザーが似合うなんて思わねえだろ普通は。」
しかし、イタズラにはとても効果がある。榊の近年稀な茶目っ気に一つ悪乗りしてやるか、と香奈は凶悪犯も真っ青な恐ろしい笑みを浮かべたのであった。
「おはようございまーす」
「おはよー宿題やって来たー?写させてー。」
実に平和な、氷帝学園の朝は香奈によって砕かれた。粉々に、華々しく。
「…信濃、香奈…?氷帝に転校!?高校生だったのかあいつ!つか女子の服何で着てんだ!?」
爽やかな風に揺れる、ミニスカートはチェック柄。黒いニーハイソックス。着こなしや服は上品なのだが。着ている人物に問題がありすぎた。
悪目立ちにも程がある。
榊に手回しを頼み、当たり前のように校門をすり抜ける。
向かうは、朝練を行うテニスコートだ。
「おつかれっしたー!」
「お。グッドタイミング。誰からおちょくるかな。やっぱしっしー?」
女子生徒らしく、しずしずと歩いて部室の前に向かった。練習を終え、いの一番に部室へ向かった不幸なレギュラーは。
樺地であった。
流石に、肋骨へヒビを生身で入れられた香奈が女子標準服を着て部室前にいる、となれば何らかの手段を講じなければならない。
「おはよーカバズィー。しっしー呼んで。」
絶対香奈には逆らうな。跡部すら歯が立たない、関東最強の二つ名を持つ香奈の頼みを樺地は忠実に行った。
「なんか用か信濃…お前氷帝来んのか!?」
「おはよう宍戸君。どう?榊先生からの洒落たプレゼントよ。」
くるり、と回転して宍戸を見下ろす。女口調に猫なで声は、香奈が思うよりもダメージが大きい。
「朝からうるせーよ宍戸…って信濃ーー!?」
「岳人がいっちゃんうるさいやん…香奈のミニスカは珍しなぁ。」
宍戸の声に、わらわらと集まるレギュラー達。跡部はインサイトではなく頭痛で額を押さえている。
確かに香奈は女、更に同い年。だが女の子らしさからはアンドロメダ星雲くらいまで離れていそうな、そんな振る舞いが目立って仕方ない。
「やっぱり私には男子の制服が似合うかしら。」
「信濃さん、すいませんいつもの口調に戻してもらえませんか。」
鳳のごもっともなお願いに香奈は応えたが、授業終了まで香奈は女子標準服のまま過ごした。
無論、授業中は榊の私室に近い音楽準備室や屋上で暇を潰し邪魔はしていない。
秋桜様リクエスト
ゴジラでギャグ、氷帝か立海か。と言うわけで難産でしたがコスプレして貰いました。立海は青学制服で行ったので被らないよね!とムリヤリ。ゴジラは元々ギャグ色濃いので目新しい事を考える事が大変…。
秋桜様有り難う御座いました!
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