新プリfeurig | ナノ
ツユクサ
試合の後二人は黒部監督から今日の試合内容と細かい説明を受けた。
「あと、昨日中学生達を二つに分けた、今この場にいるのは勝者だ」
そう行って黒部は去ってしまった。
「蓮二さんはもう一つの方にいるのね」
「鈴先輩…」
「大丈夫、私も頑張るから、強くなった蓮二さんと戦いたい」
「頑張りましょう」
「ええ、」
やはり彼女は変わっていた。
「おいおい…女に負けるかよ…」
「舐められるとは不快ですね…」
二回戦、満が相手を倒した後に鈴の試合になった
「第二試合、シングルス!フレイア浅野鈴!」
フレイア…北欧神話の神で美しく強い。
「……よろしくお願いします」
「ああ」
今回はブレスレットをつけたまま戦うので流石にパワーが若干落ちるが相手にとってはとても恐ろしいものだった。
「くっ…」
「そこです!」
相手のラケットを吹き飛ばす鈴、その戦いかたは真田と同じ真っ向勝負だ。
「ブラストバーン!!」
「うぐぁ…!」
3番コートの選手だが彼女にかかればたやすい。
「…ありがとうございました」
「…ああ」
「あの…怪我の手当てさせてください」
「いや、負けた相手に手当てされるのは屈辱だ」
「でも、私のせいだからお願いします」
「…わかった、だから頭をあげてくれ」
「はい!」
いくら彼女が変わったとしても、彼女の本質は変わってなかった。
手当てしたあと、彼女は満の所に行った。
「…浅野鈴か」
「大丈夫ダンナ〜?」
「ああ、行くぞ」
翌日、またあだ名が変わっていた事に驚いた鈴がいた。
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