ゴミ箱 | ナノ

嫁さん交換中真田家


サナゲン…もといレイナの亭主の家。朝テラ早い。4時起床6時朝食とか俺を怒らせたいのか。そこはまぁ意地で切り抜けてる人妻。チビ助を今日も今日とて叩き起こす。寝起きわりぃんだ、チビ助。

「起きろクソチビィィィ!!ぶん殴られてぇか!」

「ぎゃー!兄ちゃんおはようございますー!起きた!起きたから殴らないで!死ぬっ!」

チッ、今日もギリギリ避けやがった。毎日同じ位置に正拳突きだしな。

「朝っぱらからやかましい!!」

「「お前が一番うるせーよ!!」」

きっちり胴着着てチビ助の部屋まで全速力でダッシュとか飽きねぇなぁ。いや、俺も胴着着て竹刀振り回すけど。
レイナはどうやってこの朝乗り越えてんだ?

「ママおはよー!」

「おぅ、起きたか双子。」

天空を左手でつまみ上げ、雪桜を右手で放り投げた。勿論サナゲンの腕の中に落ちるぐらい。

「人の子供をホイホイ投げるな!!」

「やかましいわ弦一郎!!遼も早く道場に来んかぁぁ!!」

お母さんを交換、って番組を見てレイナと俺住居交代&家事全般やる…ハズだった。四日目にして、俺だけ主旨が違う気がすると気付いた。
だってご飯作らねえし双子と遊んで洗濯物干してたたんで配布のみ。掃除やんないのはあっちも同じだし。…俺はもしかしなくても一般家庭の一児の母で、人妻って見えないし言われないな。

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