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流血カップルのクリスマス(元拍手)


もうじきクリスマス。バカップルである流血夫妻にはものすごく重要なイベントなのだが。
部活は普通にある。
との事で、互いへのプレゼントに頭を悩ませるのであった。
「何を贈れば喜んでくれるかしら。」
ゲームなどいくら金持ちの娘とは言え、贈ろうなどと思いもしない。欲しい物を聞く、という案もあるが大概のものなら喜びそうな赤也だ。
「食べ物…はしょっちゅう作ってるし。マフラーでも編むかな…?」
原色を好む赤也。組み合わせ次第ではとんでもなく目に痛い代物となるが、赤が好きな自分の趣味に合わせてやれ、と編むのだった。

赤也と言うと。姉にアドバイスを求めていた。妥当な案ではある。泊まりに来る事もあるので、よく姉と彼女がファッションについて話しているところを見ているからだ。
「確か赤が好きでしょ?白とか黒が映えるから…アクセサリーとか?あ、赤也にそんな余裕無いわね。ストラップとか、小物入れはあると使ってくれるんじゃない?」
「あんがと姉貴!デパートで買ってく」
「ブランドの方が丈夫よ?値段に比例して。」
赤也の顔が強ばった。姉の持つブランド品は、財布なのに自分のお年玉ですら買えない。そして彼女がどこのブランドが好きだ、というのも知らない。…そもそも無いのだから当たり前だが。
「…姉貴。小物入れってどんぐらい?」
カタログを開いて、ブランド品についてとくとくと語る姉の話を聞くハメになっていた。

これだけだとものすごいリア充ですねこの2人。いや中学生だから当たり前かなと書いただけですが。

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