ぶっ飛ばす | ナノ
迷子とエクスタシーと不良子


遊煉様筆

「さーて、喧嘩も終わったし帰るか」

いつもどおり、ぶらぶら歩いてた遼

「今日はレイナの店に行くか?いや客がめんどいな……ん?」

珍しいものを見つけた、
ここでは会うことの無い人…白石だった。

「え〜と、白石?どうした?」
「おお、あんたか、金ちゃんしらへんか?」
「またいなくなったのか?」
「そうや、何処いったんやろか…おーい、金ちゃーんどこやー」

そう、白石が叫ぶが遠山の気配は一向にない。

「…知り合いに頼んで探すか?」
「あ、手伝ってくれんのか、ありがとう」
「待ってろ」




一方その頃、埼玉では…。

「どこやここ、コシマエを探してたはずやで?」
「あんた、何処の子?」
「ん?ワイ遠山金太郎といいます!!あんたは?」
「うち、浅野蓮と言うんや、あんたその服四天宝寺やろ」
「そうやで!!!、コシマエ探したらここにいたん…」
「途中から迷子になったんみたいやな…保護者は?」
「知らん〜〜白石〜どこや〜?」
「………白石?」
「うちの部長やで!!白石蔵ノ介や!!しってるん?」

蓮の顔が変わったことに気がついたのか白石の事を聞いた

「ふふふ、あんな、あいつはな絶対地獄に落ちんといかんのや…」
「へ?白石が?なんでや?」
「あいつはなぁ!!!!!小学校時代ずっとうちのこと苛めてたんやで!!!そのおかげでうちは反抗するためにめっちゃ体を鍛えたんや!!!!」
「ねぇちゃんもテニスできるんか?」
「それはできへんけど、でも足技ならだれにも負けへんで!!!!!」

ふ〜んと聞く金太郎、テニス以外にはどうでもいい模様、

「しゃーない、送ったるわ」
「あんがとうな!!!!」
「おう!!!………て、すまんな電話や」


「もしもし?」
『ああ、俺だ、』
「あ、遼?どしたん?」
『四天宝寺の遠山を探してくんねぇ?』
「………ここにいるで?」
『だったら、連れて来てくんない?』
「ええよ、今日なんか作ってな」
『ん、わかった、で今どこにいる?』
「今、埼玉におるん」
『わりいな』
「ええよ、今日はマイチャリ持ってきて正解だったわ」
『ん、じゃあな』
「ほな〜」


「それじゃあ、いくで〜」
「ねぇちゃんワイ、どこに乗ればいい?」
「後ろに荷物とか乗せるやつあるからそこに乗せな」
「おっしゃ!!!ねぇちゃん発進や!!!」
「おう!!!!」




「手伝ってくれるってよ」
「ほんまか、よかったわあ〜」
「それまでどうする?」
「え?すぐ来るやろ?」
「………今あいつ、埼玉にいるみたいだぞ?」

……………………………………………。

「いつそこにいったん…」
「もう、GPSつけたらどうだ?」
「いや、金ちゃん携帯なくしてん、無駄だったわ」
「そうか…」
「お〜〜〜〜〜い白石!!!」
「謙也」

謙也の後ろには四天宝寺のメンバーが勢ぞろいしていた。

「金ちゃんおったか?」
「今、埼玉やって」
「埼玉?どうやっていったんy「こんにちは、はじめまして、俺は千歳千里たい」…千歳?」

千歳が謙也を押しのけ遼の前に立った。
「俺は佐々木遼」
「遼…なんと可愛らしい名前たい」
「……千歳ってユウジと同じやったんやな…」

謙也が少しずつ千歳から離れた。

「コラ!!!謙也!!なんや俺と同じって、俺は小春を愛してるん!」
「先輩きもいすわ」
「なんやて!!!」
「まあ、金ちゃんがそんなとこにいてもおかしくはないわぁ」
「……うむ」

「遼、可愛いたい」
「ほぅ…なかなか洞察力があるな」
「え?何のことや?」
「そんなの俺の才気煥発でわかるたい」
「だから何の事やの?」
「俺が女だって事」
「はあ?嘘も大概しいや、俺よりでかいやん」
「いや本当だ、楽しかねぇけど胸見るか?あんまりないし」
「そんなことさせんたい、お前の胸を見るのは俺だけたい」

そういって遼ににじり寄る千歳、が、

「さあ、遼、俺とつき…んぎゃ!!!」
「あ、ごっめーん轢いてしもうたわ」
「レイナ轢き殺すなよー後がめんどいんだからな」
「はいよ〜、てか手加減してやったんだから遼に近づくなよ」
「ふふふ、恋は障害が多い方が燃えるけえ!」
「ほ〜、もっかい轢くで?」
「やって「白石〜〜〜」ぐふっ」

自転車が千歳の上に乗っていたため金太郎が降りる際、千歳の頭を踏んだようだ。

「金ちゃんおかえり」
「うん、ただいまな!」
「それじゃあ……」
「ど…毒手は勘弁y「駄目や」ぎにゃ〜〜〜〜〜!!」

「千歳気絶したな」
「ええんじゃないですか?うるさくなくなったし……蓮?」
「仮にも先輩や……蓮?」

謙也と光は目を見開いた、去年居なくなってしまった蓮がいたのだ。

「え……光?謙也?」
「やっぱり蓮や!なんでここに、いやお父さんとお母さん心配してるで!」
「そんなの嘘や!、光!いくらあんたの頼みでも帰らへんからな!」
「蓮…分かってる、あんたがどんだけ辛かったのはよく知ってるけど…」
「ええかげんにしぃ、蓮は嫌がってんや」
「白石…けど」
「だから大丈夫やで」
「………し…ししししししししらららららららいいいいいいいいいいいいい」
「言えてへんで」
「い……いやああああああああああああああああああああああああ、遼ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
「治って無かったんやな…白石嫌い…」
「……グスッ」
「泣かへんのクラリン」


「ははっはははっはははははは早くいこうや、ししししししらららいいいしししがいいいいなななないいいいいいいとこへええええ」
「ちゃんと言えてねーぞ」
「いやああああああああああああ、もう帰るううううううううううううう」
「そうか…じゃあ帰るぞ」

そう言って遼はヒョイと蓮を担いだ
「蓮!!」
「ま、また電話する!!」
「……おう!待ってるで」
「はよう電話してこいやー」
「……うん!わかった!」


こうして夜がふけてった………


おまけ↓

「なんで嫌われるん?」
「そりゃ小学生の時苛めたからやろ」
「そこまで…嫌われてたんか俺…」
「先輩、邪魔っス」
「ガーン………グスッ」
「泣かすなよ…」
「遼…絶対手に入れるたい」
「また、あの蓮ねーちゃんに会いたいわぁ」

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