ぶっ飛ばす | ナノ
真田と不良娘


遊煉様筆

「…がっこたる…」

今日は久しぶりの学校に来た。実際はあんま来たくねえ
面倒だから、遼んとこ行くか?
「そりゃい…「何やってんだ貴様!!」…げ頑固おやじじゃん」
「誰が頑固おやじだ」
「鏡見ろおっさんが」
「誰がおっさんだ!!」
「で?なんや?おっさん」
「〜〜〜〜っ鞄を見せろ。荷物検査だからな」
「あーだから校門前に…いややで」

今日に限ってこれかい…鞄の中身は、酒とウォークマンしかないやん

「よこせ!!」
「いやや!!」
「いい加減にしなよ真田」
「あ、幸村」

そこに現れたのは立海の部長幸村だ。
遼の事が好きなんやけどかなわん…と思うな

「やぁ、遼は元気かい?」
「ん〜おととい会ったけど変わらずって思うで」
「そうか…今日は行くのかい?」
「ん〜行こうかな〜って思ってた。会う確率はひっくいけどな」

ほなな〜と去って行った彼女に真田がキレたのはすぐだった

東京〜

「遼おるか〜っていないか…」

ほんま何処行ってんやろか…あ。

ピンポーン

うちが来たのは手塚家。意外にここいる事多いん

「はーい、どなた?」
「あーうち、遼の友達のレイナと言います。」
「あ、遼ちゃんなら、寝てるわ。起こす?」
「いや…奴を起こすのはやめて下さい。あの世に送られるので。じゃあ、これ渡しといて下さい。」
「解ったわ。」

寝てたんなら、ええや。ボルドーやから、起きた後機嫌だけはええやろ

しゃーない真田んち行くか


「真田ーおるかー」

障子がスパーンといい音を立てた。

「どうやってうちにあがった!!」
「お前のお母さんにあがらせてもろたで」
「母上!!」

マジ思うけど、真田どんなDNAしてんだ?中2の時と全然違うし、お母さん超美人だし。

「だって、レイナちゃんは未来のうちの嫁だと思うから…」
「そ!!!…それは」
「それは無いですよ、すみません、灰皿あります?」
「主人のが…今持ってくるわ。」
「あざーす」


「何故、俺の家で吸う。」
「あ、説得は諦めたんやなぁ。」
「言っても無駄だからな」
「だって、遼んとこ吸えへんやもん。」
「あいつのとこか。何故あんな奴に…」
「いい奴だし、一緒にいても楽しいし。」
「…そうか。」
「うん。あ、遼の事嫌いなんだっけ?」
「あぁ、マトモに学校も行かずフラフラしているたわけは好かん。しかもこの前女装していた。」
「いや、あれが当たり前…てかそれなら私もじゃないか?」
「お前は良いのだ。」
「何それ、差別じゃん」
「差別などではない。男なのに女子制服を着るなどたるんどる!」

差別やん、それ。うちは差別が一番嫌いなん

バキ!!!…

「この阿呆!!!それは差別やん、それなら俺も怒れ!!」
「っっ…それは…」
「阿呆!もう一発蹴るか!?今度は大会出れんようにするで!!!」
「だから、そうではないのだ!」
「じゃあ何や!」
「そ…それは」
「よっしゃ、蹴ったるわ」
「お、お前と一緒にいるからだ!」

……………はぁ?

「うちがいるからなん?」
「そ…そうだ。」

……こいつアホちゃうか?いやバカやったわ

「あんな、遼は女や、女!」
「しかし、」
「あんな、遼はいやいや着てんやで!この前だって」

『遼は男子制服じゃないんか?好きなんか?』
『俺だって好きでミニスカセーラー着るか!金かかって仕方ねーよ!』
『そうやな…悪いな』
『いや、もう慣れた』

「と言ってたん。」
「そうか…しかしそれを止めない手塚もたるんどる」
「あー、自分に説得してんのか。もうええ、うちは寝るで。」
「泊まる気か!!!」
「一回東京行ってきたんやで、もう体力限界や」
「しかし!!」
「うっさい、もう寝る!ほなな〜」
「それは俺の布団!!」
「どっかで寝ろ」
「しかし…「明日なんか作ったる」…解った」

次の日、台所に立ったレイナを見て嫁扱いされ、道場に穴が開いたのを知っているのは弦一郎だけだった。

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