文句あんのか | ナノ
やれる事多すぎ
なんで黙りっぱなし?…超後ろめたい事?機密クラスならあり得るか。一枚岩じゃなさそーだし。
「…弱み握った覚えねぇんだけど。生々しい怪談に真選組の連中がビビってたとか?」
超どうでもいい事だろ。機密クラスは調べにくいモンだから知らなくてもおかしくねぇよ。
「なわけあるか!」
「じゃあ何だ?」
個人的な恨みから組織、国家まで叩き潰せます。が売り文句になりそうな俺なワケだし?素人が言うんだから真選組関係だろ。マヨネーズの次に真選組好きそうだし。近藤君もだけど。
「遼…。俺は…」
こいつ殴っていい?ウジウジしててムカつく。二十歳過ぎた警察の兄ちゃんが顔赤くして女子中学生に今までのやましい事吐くってどんなドラマ?刑事物でも高校生刑事だろ。
「遼が、好きだ。」
「…ロリコンだから。俺今年で15の中三。行ってねえけど。」
ガッコねぇから行きようがねぇ。ヤニはともかくマヨネーズ大好きなんだろ。それにもれなくおっかないお姉ちゃんもセットの好意に深読みしない俺じゃねぇ。言いふらして矛先を俺に向けて、素人は手を汚さずお掃除させるって考えられるって。そっちに走ったとかもアリ。
「…好きだから、あのまま真選組に居て欲しかった。それが俺の本音だ。」
「飼い殺しにされてやる気は全くねぇぞ。俺は結局裏と表を行き来する根無し草なんだよ。性格今更変わるか怪しいけどな。」
行きたいとこがあれば行って遊ぶ。暇ならガッコ行っておしゃべりする。解ってねぇのか?あんまやりたくねぇ事もやってんだ。お嬢様なやり方とか。
「お前には、背中を預ける奴もいねぇのか。」
「やりたい奴、居るのかこっちが聞きてぇよ。ゴジラだの核弾頭だの言われる俺だぞ?かなりの物好きとしか思えねぇ。」
軽く誘導すんならいくらでも人間いんだから。あ、宇宙人込み。同年代の女の子は怖がってあんま近寄らねえし、基本スルーだから。嫌いだとかそんなもんじゃねぇ。合わねえ。
「俺は遼に、遼だけに背中を預けたい。傍に居ても欲しい。」
「そっか。あいにくと俺は守る力はねぇ。他当たってくれ。」
間接的に守る結果ってよくなっけど、守ったつもりはねぇ。俺は自分で手一杯な心の狭いガキだし。惚れた弱みだったんだろうがイマイチなんじゃねぇか?
「あっさり従ったフリで、引っ掻き回したお前が居なくなって…覇気が無くなってんだ。」
「いやそれ民間人に関係あんの?」
素人が言いたいのは大方囲われたまま素人の女になれって事なんだろうけどイヤだから。
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