文句あんのか | ナノ
食う寝る遊ぶ


ものすごーく、嫌な事になりやがった。真選組が忙しくなったから万事屋に俺が逃げ出さないように監視頼みやがったんだよ!金の力でなんとかなっかな?ジリ貧らしいし。

「サギ、幾ら積めば見逃してくれる?銀行行けば50は出せるぞ。プラスケーキ焼いてやる。山ほど焼いてケーキバイキングに。」

「乗ったぁぁぁ!」

「2人共乗るなぁぁぁ!!高杉に狙われてんだぞ遼さん!命じゃなくて破壊活動に参加させられそうなんだぞ!?重要性考えろ!」

「姐さんなら高杉もぶっ飛ばせるヨ。」

「夜兎ってのとやり合って左腕折られたけどな。」

チッ、ダメだったか。新八君はともかく、神楽ちゃん強そうだから逃げ切る自信ねぇんだよな。クッキー焼いたのにサギと神楽ちゃんがあっつーまに食いきったし、効果薄そう。

「夜兎と…?姐さん、名前聞いたアルか?」

「神威と阿伏兎って名乗ってたな。この町じゃ源氏名かもしんねぇ。」

戸籍なんざねぇし。宇宙人にあったら驚く。着物のお礼するにも連絡先分かんねえんだよな。

「遼さん!それ春雨!宇宙海賊春雨だから!軽く見ちゃダメだから!」

「生き残れたから結果オーライ?内臓確実にやったハズなのに笑ってたな。」

普通立てねえモンなんだけど。肋骨にヒビ入れたカバズィーも1ヶ月ぐれぇ運動禁止食らってた、って話だし。神威は不死身かとも思ったな。

「神威が…姐さんを…。」

「今年で15のガキの子供を楽しみに、とか育ったとしても神威オッサンかジジイじゃねーか?」

見られてねぇだろうが、俺は中三。んでもって女。

「そうなると銀さんも立派なジジイにまたなっちまうのか!?」

「また?ジジイから若返るとか人類の夢だろ。ガキは大人、そして中年となり老人になるもんだ。」

一部例外有り。若々しいと言うか童顔とかいるし。

「全員ジジババになった時姐さん居なかったか?」

「何その怪奇現象。いるわけねーだろ。」

知らねえんだからなるわけねーだろ。つーか。サギまた現実逃避してやがんのにムカつくのは俺だけ?

「へぇ、不思議な事もあるもんですね。」

今も充分不思議っつーか変だ。ガッコ真面目に行こうとしただけだったのに。

「元々ムチャクチャなとこだからな。」

住人がムチャクチャ呼ばわりすんのかよ。半ば俺も住人だけど。

「いつまで缶詰めなんだ?ゲーセンまだ制覇してねぇのに。」

「状況を考えろぉぉぉ!高杉はヤバい人なんですから!」

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