文句あんのか | ナノ
盗んだバイクまで少し
コーヒーを楽しみながら、さがるんとまったり。忙しいんじゃ無かったのか。
「佐々木さんは副長よりカッコいい女の人ですよね。男前です。」
「なぁさがるん…どう考えても俺年下なんだけど。なんで敬語?」
「…言っても怒りませんか?」
「それで解った。」
キレたら怖いからか。キレなくても見た目怖いらしいからな。だから部屋が汚いのも黙ってる、と。みっちゃん勇者だったんだな。アレが普通の反応だとばかり思ってた。
「監視にも気付かれた上に次に行くとこ教えてくれるんですから立つ瀬が無いですよ。」
「裏道結構使うからな。見失ったら気の毒だし。」
「佐々木さん。俺イジメて楽しいですか?」
「いやイジメて楽しいとか思わねえな。殴り飛ばしても起き上がる奴と喧嘩すんのは楽しい。」
「バトルマニアって言うよりサドですね。沖田隊長より悪質な。」
「生粋のサドは生かさず殺さずいびり倒すらしいけどデパ地下そんなん?」
サカッティー参照。特にあそこはやたらと数がいるから使い捨ても可能。金持ちだからか?けごたんも女をとっかえひっかえしてるし似てるかも。
「…佐々木さんは生かさず殺しそうです。」
「幻想とか砕くのは得意だけどな。アイドル然り、お医者さん然り。」
「どんな14才!?」
こんな14才だけど。サナゲンに比べたら年相応でお茶目だぞ。ゲーセン好きだし。
「世間広いからな。色んな奴いるし。」
「纏まってないから!アンタみたいなのゴロゴロ居たらイヤだから!」
「居たら世界終わってると思うぞ。あ、クッキー焼けた。」
「今日は何クッキー焼いたんですか?」
「ナッツ入り。」
素人とサギには絶対くれてやらねぇ。奴らは俺だけじゃなく農家と食品関係のお仕事に従事する皆様を敵にした。
「こういうところは女の人って感じしますよ。」
「見た目考えなきゃな。似合わないと評判だけど食わなきゃいきていけねぇ。必要なら勉強するさ。」
お菓子はホワイトデーの為だけだったけどな。30個以上貰う悲しい女なんだからな。
「佐々木さんって意外に勉強好きなんですね。」
「嫌いじゃねぇ。情報だって予備知識が無きゃ分からねえだろ。ほら。」
「わ、美味そう。いただきま」
「山崎ィィィィ!何仕事サボってクッキー食おうとしてんだおらぁぁぁ!」
二回目。玄関壊すの好きだよなここの人。俺だって蹴破らないぞ玄関は。修繕費は真選組に無理矢理払わせてるけど。
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