文句あんのか | ナノ
エリザベス?女?


と言うわけでスナックお登勢にやって来ました。なんか騒いでんだけど。

「ごめんくださーい。お登勢さん?いらっしゃいますかー?」

「エリザベスが、エリザベスがぁぁぁ!!」

話にならねえ気がすんだけど。つーかロン毛兄ちゃん見覚えあるぞ。あ、こないだバイク投げた奴。

「なんだい?兄ちゃん見ないツラだねぇ。」

「あ、つい最近かぶき町に引っ越してきた佐々木ってもんです。つまらない物ですがお茶請けにでも。」

「その匂いはシュークリーム!銀さんには解る!」

お前にじゃねーよサギ。短時間で出来るから作ったけどな。

「あぁ、西郷が言ってた見込みのある奴か。ちょいとやかましいんでね、黙らせるから待っときな。」

お登勢で合ってたか。結構話の解る人っぽい。そういう奴の上から目線は我慢できる。つーかスナックに昼間からなんでこんなに人いるんだよ。

「オニイサンハジメマシテ。キャサリン言います。ヨロシクね。」

「土臭いな、姉ちゃん。真っ当な稼業か?」

何となく解るんだよインスピレーション的な何かで。関東網羅した俺を甘く見るな。強張ったツラして白状してんじゃん。

「オニイサン、何者?」

「まぁ、裏も表も知ってるガキさ。犯罪者としちゃ落第だな姉ちゃん。」

「キャサリンは足洗ったよ。いい目持ってるねぇアンタ。若いのに真面目じゃないか。」

「カマかけただけさ。真面目なのは腐れ縁の影響だと思うぜ。青学不真面目ナンバーワンどころか超問題児だからな。」

ただ、突っ込まなかったけど和服に猫耳的な何かは微妙に思うぞ。年齢って重要なんだと実感。スミレちゃんに制服着せる暴挙だ。

「青学?聞かないねぇ。」

「そりゃそうだ。俺はこんな新宿見た事無かった。よくわかんねー現象だし俺も納得してねえ。ま、そりゃともかく。安めで確実性のある設計と建築出来るとこ聞きたいんだ。」

「幾つかあるけどね。信用商売だから安心しな。」

「話の早い人は好きだぜ。残念ながら女だけどお登勢さんが若かったら口説きたかった。」

「旦那が居たよ。」

「女が見てもいい女は男が放って置かないさ。ありがとな。礼はきっちりするから。」

店の番号と所在地の紙を受け取って、お菓子置いて帰った。評判調べなきゃいけないからな。あー手間がかかる。

「あの女性は肉体が未発達な思春期程度の方です。間違い無く月経中の反応が出ていました。」

「マジでか。」

こんな話してたらしい。

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