文句あんのか | ナノ
やりそうだから却下
なんかよく分からない着ぐるみを連れて素人はどこかに行った。…当初の目的忘れてんな。やりやす…じゃなくて素直だな!
「学歴無いからどうしたもんかな。」
青学無いみたいだし小学校も以下同文だよな。どう就職するんだよここ。コネか?金か?新宿である必要は無いんだけど、帰れるとしたらこっからだろ。かと言って、制服でまた15階から飛び降りてみたら素人再来とかあり得る。見た感じ丁度いい高さの建物は警備もキツい。
「俺の本業は学生なんだけどなぁ。副業はここじゃちょっとな。」
ぶっちゃけややこしい。洗いざらい暴いて証拠掴むにゃ向いてねえ。知ってる奴が少な過ぎんだ。ネットが世界、宇宙規模となると言語変換ソフト要るだろうしな。作るバカいるか?叩き潰されんのがオチだ。予想しにくい世界だし。下駄をカラコロ鳴らして遊びつつ噂を聞いていく。…微妙に空間が出来るのはここも同じか。
「お、怪物兄ちゃん。」
「あ、サギ。パチ屋で遊んでんのか。」
「おぉぉい!?どっからサギ!?人聞き悪っ!」
「坂田銀時。頭文字でサギ。後はフィーリング。」
神楽ちゃんとかあの辺はイマイチいい案が無い。昼間っからパチ屋とは…金に困ってたんじゃねぇの?
「佐々木ー!何スルーしてんだオイ!」
素人再来。チッ、我に返ったか。
「…兄ちゃんもうあんなマヨネーズと知り合いか。ロクな事なんねえぞー。」
「もう遅い。ご近所かと思った兄ちゃんに左腕骨折させられたしな。」
「ご近所の春雨って何なんだよオイ!」
サギもそれなりにここじゃ有名らしいな。またやってる、って感じだ。
「…春雨?え、刀使えないのに左腕骨折?」
「キレたら電柱ぐらい振り回すからな。最高記録は荷物無しトラック。」
「どんな最高記録だぁぁぁ!!」
ハモられた。流石に高層ビルとか建物投げんのは無理だってのに。
「今度けごたんに掛け合って自家用ジェットか電車にチャレンジ」
「すんなぁぁぁ!」
したかった、と言い掛けたんだが話聞かねえな。サダとかレンちゃん見習えよ。話聞くし空気読むぞ。
「で、俺の目標はともかくなんか用?」
「佐々木さん佐々木さん。そんな目標持たないで怖いから。やりそうで素で嫌なんですけど。」
「いや目標はでかくあるべきだと習ったから素直に先生の言葉通りな。」
「どんな先生だー!?少なくとも電車振り回すなんて考えねぇよ!」
サカッティーです。知ってるハズだけど。
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