文句あんのか | ナノ
男性も着用可能


詳しく話し合いした結果。どうやら俺よく分かんないとこに放り出されたみたいだと言うことは解った。

「人間関係ゼロからのスタートかよ。つーかさっきからお兄さんってそんなにスカート気に入らないかテメェら。人の弁当食い尽くしやがって。」

「この煮物美味しいヨお兄さん!」

「あ!それみっちゃんのじゃん!食うなら俺の激辛フルコース弁当にしろって!手間かけたんだぞ!?」

「…佐々木さんでしたっけ。馴染みすぎです。」

「それが世渡りのコツだろ。と言うか俺にビビらない貴重な人種だし。」

「もっと怖いのがいるからだ。一階のクソババアとかクソババアとかクソババアとか。」

「成る程なぁ。マンションどころか年齢考えりゃ孤児扱いか。」

「そんなバカでかい14才がいてたまるかぁぁぁ!しかも女とは銀さんは絶対認めん!」

「見ても楽しくねえ貧相なモン見せりゃ納得すんのか?好きでこんなナリになってねぇよ。」

「と、言うか…関東最強とか言われたって何で?」

「四捨五入して二百ぐらいの団体様1人で自販機とポストと道路標識と車とバイク投げてサツに突き出してやった。」

「…天人ですかアンタ。」

「生粋の日本人だ。殴り飛ばすぞ名乗らねえし。」

「坂田銀時。」

「神楽!」

「志村新八です。」

「ご丁寧にどーも。神楽ちゃん?は俺の弁当まで食い尽くしたのか?」

「美味しかったアル!また作ってヨ!」

「そりゃ構わねえが、万屋だっけか?真っ当な稼業をこの年でやれるたぁ思わねえし、斡旋とか出来んのか?二十万出す。修繕費とは別に、な。」

すると、金に困っていたらしいこいつらは顔を突き合わせてひそひそ話始めた。人前でやるなよ。

「…佐々木さんは、刀を使った事ありますか?」

「ねぇ。いつもは体張って喧嘩するし。殺し合いにすりゃなんねえ。」

「遼さんうちでご飯作るよろし!」

「これ以上食費を増やす気かぁぁぁ!!」

「つまり斡旋先が無いわけか。」

二十万は欲しいが、ロクな就職先が無いと。解りやすいバカだなこいつら。いや俺もそんな成績良くないけど。

「修繕費、とりあえず十万。貨幣が同じで助かったな。…とりあえず洋服と家だな。また特注か。」

和服の特注となると…考えたくない値段だな。銀行使えるか試すだけしとかないと辛いな。

「あ、手頃な兄ちゃん吹っ飛ばして剥いでから制服売ればいいじゃん。セーラー服ってオタクに人気あるよな?」

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