文句あんのか | ナノ
痛くなかったら変
「遼ちゃん、俺一応成人した大人なんだよね。遼ちゃんが持ってる鉄パイプの束何キロあると思ってんの?んでなんで思いっきり刺さってんのに痛がらないのかな。」
「メチャクチャいてぇけど逃げんだろてめぇは。殺しはしねぇがぶっ飛ばした後へーちゃん呼んでやってもいいんだぜ。」
「静ちゃんと仲がいいんだっ!?」
「けごたん、俺。腹刺されてちょっと血の量がハンパねぇから迎え来て。歩いて行ける自信ねぇんだ。あ?新宿。ざっくんちの真ん前。みっちゃんとかにチクるなよ。缶詰めはゴメンだからな。」
「…生きてる遼が不思議なくらい出血していたそうだ。」
「あーやっぱ?死ぬかもとは思ったけどな。あの後へーちゃん来たら死んでたな。」
「足洗えよ。」
「踏み込んだら戻れねぇよ。関東最強ってのは一生ついて回るだろ。」
「関東最強は確かにもみ消せないな。全国区の知名度だ。」
「全治何日?」
「一週間だ。」
「真面目に学生やっとくかな。」
臨也君気絶というミラクルと中学生らしさの無いお二人。ちなみに出会って間もない頃のお話。
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