文句あんのか | ナノ
何故解る
「あ、ドタキョン。久しぶりー。」
「…佐々木…。無礼な奴だな相変わらず。」
「遼さん久しぶりー。本読んでくれたー?」
「ゆまちゃん。あの量を中学生に二週間足らずで全部読めって物理的に辛いから。」
「遼さんなんちゃって登校拒否だもんねー。グレちゃったワケでもないし関東最強って去年の話だし更生するのー?」
「かりりん、更生の予定はねぇ。気長にオヤジのスネかじりながら飽きるまで遊んでるさ。」
「超ド級の器用貧乏だもんねー。」
「うんうん、英語ロシア語ドイツ語日本語フランス語話せるんでしょ?」
「…誰だ言い出したの。話せてたら今頃俺は優等生みっちゃんからネチネチ英語の特訓させられてねーから!ちなみにリーディングはカスだ。」
「え、そうなの?成績悪かったんだ。」
「確かに佐々木のボキャブラリーは貧困だな。中学生だと忘れがちだが。」
「一応普通の成績なんだけど俺。私立で。」
「私立っ!?どんな汚い手段を!?」
「普通に受験したっつーの。ダメ元で入ったらまぁ眼鏡の頭堅いかりりん的には萌キャラなみっちゃんと出会って腐れ縁。」
「眼鏡っ子!?じゃあ真面目で成績優秀な清楚な女の子ね!」
「みっちゃん男だから。更に付け加えると生徒会長でテニス部部長様。」
「なんてベタな設定!しかもテニスは最強とか尚ベタでよし!」
「…ゆまちゃん。当たり。俺の知る限り一回しか負けてないし怪我してんのに試合やって負けたオチ。」
「遼さん!是非ともそのみっちゃんの話聞かせてお願い!萌えをリアルに体現出来たなんて奇跡的!ロシア寿司奢るから!」
「実名は伏せるし学校名教えねぇぞ?直ぐ調べはつくけどな。」
「ううん、名前はともかくキャラが聞きたい。」
「それをもとに新たな二次元キャラを開拓するから!出来れば他にも濃い人教えて?」
「…お前らもキャラ濃いだろ明らかに。」
「遼さん程濃いキャラに囲まれてないから。」
「んー、みっちゃんのキャラって顔と頭堅いのと姑みたいなのと意外にテレビ観てるのと眼鏡の似合うイケメン扱いで人気高いぐれぇかな?」
「遼さん、寡黙クールでスポーツには熱いレトロキャラに聞こえる。乙ゲーキャラ的な。」
「音ゲーは制覇したけどあんなのいたか?」
「ギャルゲーの女の子向け版の話だ。」
「やった事ねぇよ。」
「眉目秀麗成績優秀スポーツ万能、みんなからの信望も厚い攻略のハードルが一番高いキャラ!」
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