文句あんのか | ナノ
種類は違うが似てる


「スーパーでスペシャルに素晴らしく悪趣味なオブジェだな。」

「遼ちゃんの美的感覚に興味はないけど学がないのはよく解った。美しい女性だろう?遼ちゃんとは対極にある。」

「そんじょそこらの女の子に比べたらな。美人の定義って俺にはわかんねえよ。俺すら綺麗とか口説かれるご時世だし。」

「喧嘩してる遼ちゃんの目はナイフのように輝いて美しい。とでも言ってあげようか。全力で嫌がるだろうけど。」

「悪いなもう慣れた。ひよ子に言われた。何度でも戦えとか過労死させる気なのかね奴は。」

「頂点を目指すいたいけな中学生以下の男の子に大人気の関東最強だからね。と言うか今日の晩御飯何作る気?異臭がする。」

「単にレバーの血抜きしただけだって。ミエさんも食べんのか?」

「…本当に中学生離れしているわね。最近の中学生ってみんなそうなの?」

「とりあえず関東のテニス部関係は人間業使わねえ奴らばっかりだ。」

「個人的にはスカッドサーブを拝みたいな。遼ちゃんがノーコンと言うんだから相当でしょ。」

「ちなみに誘拐出来るもんならみっちゃんやってみろよ。あいつ近未来予知能力持ってんぞ。分単位だけどな。」

「それ本当に人間なの?」

「人間。みっちゃん曰くそんな奴らゴロゴロ全国にはいるんだと。」

「重力無視した中学生ばっかりだよね。空中で六回転する子、弾まないテニスボールは驚いたな。ツバメ返しだっけ?」

「しゅうちゃんのトリプルカウンターだな。更にコート上の詐欺師ってのがいて関東1の物真似王だな。まんま相手の技パクる奴もいるぞ。」

「…話についていけないわ。」

「いやいや、波江さんコレは本当だよ。ついでに進化もしてるから今後に乞うご期待。」

「あいつらざっくんより親しみやすい、いい子だから基本的に。」

「遼ちゃんはスレて親しみやすいなんて言っちゃいけない中学生だ。」

「その中学生が作った飯を食うのもどうかと思うけど飯に罪はねぇな。」

「掃除と知識以外は立派だからねぇ。頼むからパソコンを破壊しないで。」

「ウィルス作りは根気ねぇからやんねえ。」

「…論点がズレているように見えるわ。」

「遼ちゃんってこんなもんだよ。ね。」

「ざっくんも俺の前じゃこんなもんだな。」

「どこで人生踏み外したのあなた達。」

「ブラコンのミエさんに言われたかねぇな。」

「ダラーズ集会来てたんだね。しかも盗み聞きとは遼ちゃん趣味わるーい。」

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