文句あんのか | ナノ
王者にツッコミ
「なんなんだあの人外はぁぁぁ!?なんでガットに穴開いてんのにみんな笑ってんだぁぁ!?」
「立海名物、テニス部鬼副部長、皇帝真田弦一郎君。略してサナゲン。ちなみに中学校三年だから年下だな。」
「…ビックリ越えてリアクション出来ないよ。」
「の真似をしている仁王雅治君。同じく三年。あだ名はコート上の詐欺師。」
「二段構え!?って真似できるのコレ!」
「出来るよな、ヒロリン。あ、彼ら来良学園の高校生でテニスとは無縁の人だからテニスの凄さを見せに来ただけ。」
「そうでしたか。はじめまして、立海大附属の柳生比呂士と申します。楽しんでご覧下さい。」
「あ、竜ヶ峰帝人です。ご丁寧にどうも。」
「紀田正臣。…得意技って何?」
「レーザービームです。直ぐにご覧に入れます。」
「ちなみに、ヒロリンは紳士と呼ばれている。」
「…ツッコミきれないんだけど本当に中学生なの?全員。」
「中学生ッスよー。佐々木さぁ、何情報垂れ流させてんの?」
「や、あかやん。一応彼ら高校生だから。テニス関係無いから王者の練習を見せてみようって。」
「ふーん?俺はエースの切原赤也。ふざけた名前で呼びやがったらボールぶつけっから。」
「赤也ー!練習に戻らんかー!」
「あれが本家サナゲン。保護者でも顧問でも無いからな。副部長だから。」
「うわっ、痛そう…。」
「本気で中学生に見えねぇどころか同じ人類かあいつら!」
「コート上だと人外だけどそれ以外は立派な中学生やってっから。」
「遼はどこでも人外じゃろ。久しぶりじゃのぅ。」
「久しぶり。俺より背の高い女は世界規模でなら見つかるだろ。」
「詐欺師泣かせの関東最強は真似出来んぜよ。」
「え?さっきガットに穴開けた…?」
「おう。真田の真似は疲れるナリ。仁王雅治、立海三年じゃ。よろしゅう。」
「いきなり風林火山にチャレンジするまーくんも人外だって。」
「り、竜ヶ峰帝人です。」
「聞こえとったぜよ。細いのぅ。」
「佐々木と同じぐらい細いのに何この敗北感。俺の今までって何?スポーツ少年以下の体格でも一個しか変わらないはずだよな。」
「あ、レーザービーム出るぞ。」
「…本当に柳生君?って中学生なの?」
「真田程老けとらんじゃろ。さて、遼。」
「ん?」
「ご馳走さん。」
「…あの。何て言ったらいいのか…。」
「生ホモ見せんなぁぁぁ!」
「一応女なんだけどな。まぁこないだ不意打ちしたからお返しレベル。」
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