文句あんのか | ナノ
タダじゃない安全?


イタリア旅行から帰った遼とスクアーロ。何故スクアーロがついてきたのか、無論遼を本格的にヴァリアーに引きずり込み、スクアーロの嫁にする為だ。しかし一応仕事もあるので、メアドと番号を交換させられている。

「誰だよ日本は安全がタダとか言い出した奴!」

一般人は平和で安全な生活をしているが、遼はもう手遅れなので開き直って、命を狙い最強の名を欲しがる無謀な連中を血祭りに上げている。

「制服もタダじゃねぇんだぞとっくに100着超えたっつーの!」

「…佐々木さん、もうどこからツッコミ入れたらいいのか解りません。」

「マグロはいいよな…大佐とか星君とかが頑張るからな…。」

「と言うか…缶コーヒーでも飲むんですね。こだわらないんですか?」

「イタリアじゃいいもんばっか食って飲んで二日酔いになってたからさ。庶民感覚マヒっちまって。」

「いや佐々木さんは充分お金持ちな気がしますって二日酔い!?」

「サノとテキーラ一気飲みとかウィスキーの利き酒とかとりあえず飲んで潰れるまでとか。貰ったからマグロも飲んでみるか?」

「未成年ですから!佐々木さんも未成年ですよ!?お酒とタバコは二十歳からですよ!?…獄寺君みたいなのもいますけど。」

「身長伸びて欲しくない俺なりの努力だから。腹筋鍛えたのにこの身長は切なすぎるから。」

「女の人でそんなに大きいって大変ですよね。雲雀さんにも目を付けられてしょっちゅうガラス割ってますし。」

「まぁあれは挨拶みたいなモンとして思いこまないとこっちが保たない。でさ、俺は確かに三年だから二年のカリキュラム終わってるし普通の成績だけど国語をどう教えろと?」

「…何なら教えてくれますか?」

「英語と数学と理科。人体なら急所は任せとけ。」

「…役立てたくない知識ですね…。」

「一撃必殺目指すなら勉強しねぇか?」

「佐々木さんは本気で殺しそうです。」

「小学生に一撃で殴り殺されるって奇跡だろ。ほい奇跡って漢字で書いてみよー。次撲殺。」

「怖い漢字教えないで下さい!」

「じゃあ…車へんに古い方の楽しいって書いて。」

「…なんて読むんですかコレ。」

「轢死の轢。電車とか車にはねられた死に方。」

「怖いじゃないですか!」

「やる方は楽しいからそう書くんじゃねぇの?」

「なお怖いっ!リボーンなんで佐々木さんに頼んだんだよーっ!」

ツナの悲痛な叫びが響くのだった。死ぬ気で戦っても本当に死にそうなのだ。

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