文句あんのか | ナノ
運命的な出会い


「う゛ぉぉぉい!そこのデカい野郎!邪魔だ!」

「制服着てんのに野郎呼ばわりたぁ目ェ腐ってんなってか真っ昼間からうるせぇんだよ黙れ長髪がぁぁぁ!!」

「うるせぇカス鮫ぇぇ!!」

「…今の俺が仕留めたよな。あーまたポスト新しいの入れさせんのかめんどくせーなー。」

「カスがカス鮫を仕留めるなんざ百年早い。」

「ほー。今時の中学生カス呼ばわりたぁ日本語間違って覚えたな兄ちゃん。」

「うるせぇぞカス。カッ消すぞ。」

「出来るもんならやってみろよ。喧嘩なら二十四時間年中無休で受け付けしてんぞ。」

「喧嘩だぁ?笑いにすらならねえな。殺しもした事がねぇカスが。」

「殺してもいい奴なら殺すけどな。兄ちゃんみてぇな裏の人間は。」

「裏に足突っ込んだバカガキか。救う気にもならねぇな。」

「救われたくもねぇ。」

〜しばらくお待ち下さい〜


「兄ちゃん、真面目に人間か?やたらめったら蹴り重いんだけど。」

「て、めぇ、も、素人、じゃ、ねぇ、な。」

「関東は縄張りっちゃ縄張りだけど俺喧嘩売らなきゃ無害な女子中学生やってっからさ。救急車呼ぶべきなのか?裏には裏のルールあんだろ。」

「お前、名前は。」

「佐々木遼。世間様じゃ関東最強って呼ばれてんな。兄ちゃんは?」

「ザンザス。」

「ふーん。お迎えが来たな。さっきのうるせぇ長髪野郎。連チャンちょっと無理だな。んじゃ、生きてりゃその内また会うだろ。じゃーな、サノ。」

「ザンザスだ!」

「お互い賢く長生きしようぜ。」

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